『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第28話 『有川港花火大会』

1985年(昭和60年)8月11日(日) 有川港 <風間悠真>  夏のイベントと言えば、というくらいベタなのが花火大会であるが、恋人同士なら必ず1度は話題に上るだろう。とは言っても単純に花火を見るだけだから、正直なところ30分もあれば終わる...
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第233話 『日米通商条約附録と横須賀造船所』

安政六年六月六日(1859/7/5) 江戸城 御用部屋 「掃部頭かもんのかみ様、小栗又一、お召しにより罷り越しましてございます」 「うむ、よくぞ参った」  井伊直弼がオールコックの提案にどう答えるか迷っている中呼び出したのは、史実では大村益...
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第743話 『アラスカ並びに北米西岸の探険・入植と太平洋横断計画』

天正十七年四月十二日(1588/5/7)  天正十三年の六月から十一個艦隊体制と、八月から海軍艦艇の蒸気機関推進化をすすめていた肥前国海軍であったが、ようやくその体を成すようになってきた。  160隻ほどあった既存艦艇は予備艦艇として、特に...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第27話 『生○Vを目撃しているのを目撃された』

1985年(昭和60年)8月2日(金) 玉の浜海水浴場 <風間悠真>  金を稼ぐにはいろんな方法があるが、最も一般的で誰もがやっているのが、自分の時間と労力、または技術を使ってその対価を得る方法だ。いわゆる会社員やアルバイト、もしくは自営業...
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第232話 『密会』

安政六年五月六日(1859/6/6) 江戸城 御用部屋 「なに? 英国人だと?」  日英和親条約を含め、イギリス以外にもフランス・ロシア・オランダと結んでいた条約は、協議を必要とするものの、最恵国待遇に準ずる内容であった。  従って日米通商...
『邪馬壱国の壱与~1,769年の眠りから覚めた美女とおっさん。時代考証や設定などは完全無視です!~』

第23話 『狗奴国王日出流と熊襲帥』

正元二年十二月十四日(256/1/14⇔2024年6月18日8:00) 狗奴国くなこく 蓬原ふつはら宮処 「日出流ひいずる王よ」 「なんだ」 「近ごろ面白い話を耳にしました。何やら弥馬壱国に異国の民が現われたそうですぞ」  狗奴国の都である...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第26話 『美咲と凪咲と純美とオレと』

1985年(昭和60年)7月23日(火) 玉の浜海水浴場 <風間悠真>  昨日の衝撃的な光景が頭から離れないまま、オレは午前中の練習が終わった後に海の家に向かった。叔父さんが言っていた新しいバイト3人が誰なのか、正直気になっていた。まさか知...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第25話 『玉の浜海水浴場での生A○観賞体験』

1985年(昭和60年)7月22日(月) 玉の浜海水浴場 <風間悠真>  2回あった礼子の時の激痛とメッセージに関しては、深く考えないようにした。考えても答えは出ないだろうし、よくいう虫の知らせで終わらせたのだ。  実家は農家だったが、この...
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第230話 『長野主膳とハリスとの交渉』

~安政六年二月十六日(1859/3/20) 水戸 彦根藩邸 次郎襲撃の翌日~ 「御家老様! 御家老様!」 「何事じゃ騒々しい!」  執務室で政務を行っていた彦根藩家老、長野主膳のもとに、側近が息を切らしてやってきたのだ。 「こ、これをご覧く...
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第742話 『籠手田安経と三度、イスパニアの影』

天正十七年二月二十七日(1588/3/28)  純正が向かう東南アジア総督府はカリマンタン島のクチンにあり、ブルネイ県・スラウェシ県・インドネシア県・ニューギニア県・オーストラリア県の広大な領域を統括する総督府である。  陸地面積だけでルソ...
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第229話 『岩倉具視、江戸へ。戊午の勅命』

安政六年一月十四日(1859/2/16) 「なんと! そないな事があらしゃったのですか?」  次郎襲撃の報をうけた岩倉具視は、安否を確かめるべく大村藩京屋敷へ急行したのだが、当の次郎は平然として、いたって元気であった。  その次郎から事の成...
『邪馬壱国の壱与~1,769年の眠りから覚めた美女とおっさん。時代考証や設定などは完全無視です!~』

第22話 『鉄と帆船と大陸の話』

正元二年十一月十日(255/12/10⇔2024年6月16日21:00) 修一邸 「でもセンセ、ほんとに先生なのかよ……」  槍太(そうた)がジロジロと修一の頭のてっぺんからつま先までを見ていった。 「お前もホント用心深いね。嘘いってどうす...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第24話 『高田礼子と、2回目』

1985年(昭和60年)7月19日(金)終業式 放課後 <風間悠真> 「という訳で、先輩に呼び出されましたが、ボコられるのがわかっているので、行きません」  オレは職員室で、正当防衛で殴った修一や小学校の時にトラブルがあった正人が2年とつな...
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第228話 『三度の襲撃と文明の利器』

安政五年十二月十一日(1859/1/14)  すでに第14代将軍家茂の宣下は終わっており、一橋派は名実ともに勢いを失速させていた。次郎は不時登城の罰を軽くするために、勅許を得るための工作を行っていたのだ。  九条尚忠や三条実美などの幕府に敵...
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第741話 『ルソン総督と北川長介純清』

天正十六年十二月二十九日(1588/1/27)フィリピン 「父上、やはりルソンまで来ると暑うございますね。台湾も暖こうございましたが、さらに南だとこうも暑いものでしょうか」 「ふふ、平十郎よ、そなたは肥前国から出るのは初めてではなかろう? ...
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第227話 『朝廷の反幕府勢力と処罰の対象者』

安政五年十一月七日(1858/12/11)  大村藩領内では道路整備が行われ、人、馬、馬車、籠などの通行に耐えうるレベルにまで達していた。しかし他の地域は例え天下の台所、京の都といえども、整備はされているものの、そのレベルはお粗末なものであ...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第22話 『女にモテて美少女ハーレム作るには、なにを演奏すればいいんだ?』

1985年(昭和60年)7月15日(月)<風間悠真> 「きゃー美咲、かわいー♪ どうしたのこれ?」 「えへへ~いいでしょ。この『キスミーシャインリップ』、もらったんだ~♪」  オレがこの前プレゼントで渡したなんちゃらリップをつけた美咲が、プ...
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第226話 『島津斉彬と出兵上洛』

安政五年十月二日(1858/11/7) 鹿児島城 「おお、よくぞ参った。次郎左衛門よ。丹後守殿はご承知なされたか?」  島津斉彬の第一声である。  斉彬の目的は挙兵して幕府に対して明確な反対の意を表し、まだ朝廷より宣下を受けていない家茂を廃...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第21話 『遠野美咲』

1985年(昭和60年)7月10日(水)<風間悠真>  前世のオレにもう少しこれがあれば……と思わなくもないんだが、今日は美咲の誕生日だ。大丈夫、問題ない。ちゃあんとプレゼントも買ってある。この前テストで佐世保に行ったときに買った。  何を...
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第740話 『台湾総督府』 

天正十六年十一月三十日(1587/11/30)台湾総督府  純正が台湾への入植を始めたのは今から21年前、永禄十年の1567年であり、信長との同盟を結ぶ前の肥前の一大名に過ぎない頃であった。  当初は入植者の原住民による殺害事件などの悲惨な...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第20話 『スクール水着と先生との交渉』

1985年(昭和60年)7月1日(月)<風間悠真>  先週の木・金で期末テストが終わり、オレは日曜日に佐世保まで行って学診テストを受けに行った。  5教科ともにまだこの時期は、小学校の復習が含まれるから余裕だ。  それに社会や国語は好きだか...
『邪馬壱国の壱与~1,769年の眠りから覚めた美女とおっさん。時代考証や設定などは完全無視です!~』

第21話 『信じられないかもしれないが、オレは中村修一だ』

正元二年十一月九日(255/12/9⇔2024年6月16日20:00) 「いや……お前……誰だよ?」  比古那はそう言って後ずさる。目の前には見た事のない自分達と同世代の若者がいるのだ。無精髭ひげを生やし、髪もボサボサだが、若いのは確かだ。...
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第739話 『病床の尚永王』

天正十六年十一月一日(1587/11/30)琉球国 首里城  首里城の守礼門前、琉球王国の廷臣たちが厳かに列をなし、国王尚永は緊張した面持ちで控えていた。彼の周りには、琉球の伝統的な礼服を身にまとった側近たちが、不安げな表情を浮かべている。...
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第225話 『反井伊直弼』

安政五年九月十四日(1858/10/20) 江戸城 御用部屋 「|掃部頭《かもんのかみ》殿(井伊|直弼《なおすけ》)、|如何《いかが》なさいますか」  井伊直弼により老中に再任された松平|乗全《のりやす》が聞く。 「|癪《しゃく》ではあるが...
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第224話 『大獄前夜と朝廷』

安政五年七月十五日(1858/8/23)~八月八日(1858/9/14) 「どうするどうするどうする?」  井伊直弼による襲撃の幇助ほうじょの事実が本当であれば……いや、恐らくは本当であろう。  証人もいて犯行動機もある。  井伊直弼は幕政...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第19話 『ディープキス』

1985年(昭和60年)6月27日(木)<風間悠真> 「ああ~終わった終わった~」  と頭の上で両手を組んで伸ばす美咲。制服越しの胸のシルエットが美しい。 「ほんっと~、私理科と社会苦手だあ~」  同じように伸びをする凪咲。こちらもいい感じ...
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第223話 『井伊直弼と太田和次郎左衛門』

安政五年七月十五日(1858/8/23)   すでに老中の堀田正睦と松平忠固は罷免され、代わって鯖江藩主の間部詮勝あきかつ、前掛川藩主の太田資始すけもとなどを直弼は老中に抜擢ばってきしていた。  先日不時登城をした松平春嶽は隠居、徳川斉昭・...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第18話 『純美……人は見かけによらないんだな』

1985年(昭和60年)6月23日(日)五峰南中学校 音楽室 <風間悠真> 「ねえ、一休みしない?」  今日は・・・純美の家で4人で1学期の期末テストの勉強をしている。  今日は、というのは先週は凪咲なぎさの家、その前は美咲の家で勉強をした...
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第222話 『違勅』

~安政五年七月十五日(1858/8/23) まで 「次郎よ、如何いかが致した?」  上座の藩主純顕すみあきが次郎にそう問うと、右手に座る利純も真剣な眼差しで次郎をみる。 「は、ただいま報せが入り、急ぎ精煉せいれん方より戻りましてございます」...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第17話 『仁木祐介とニッキー・シックス』

1985年(昭和60年)5月23日(木)五峰南中学校 音楽室 <風間悠真> 「ああぁ? 何だって?」 『あ』に濁点がつきそうな声を出してしまった。  誰だこのくそ無礼な男は? そりゃあオレは下手だ。でも初対面の男に下手呼ばわりされる理由はな...
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第221話 『条約と朝廷とベッセマー転炉』

安政五年六月十九日(1858/7/29)   歴史は、ハリスの思惑通りに進んだ。  6月に入ってのアロー戦争の休戦を受け、日本に恫喝どうかつとも予言とも、提案とも取れる条約締結の要求が示され、幕府は抗う事ができない状況となったのだ。  しか...
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第16話 『バレー部の先輩と彼氏と彼女の定義』

1985年(昭和60年)4月27日(土)~5月6日(月) ゴールデンウィーク   ……やり過ぎた。  ……完全にやり過ぎた。人間、後々になって冷静になってみると、なぜそんな行動をとったのか理解不能な時が、まま、ある。オレの場合は先生だ。あれ...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第15話 『入部拒否とセッ○スの話と2人目のキス』

1985年(昭和60年)4月16日(火) 五峰町立南中学校 <風間悠真>  馬乗りではないが、机と椅子に寄りかかっている修一に対して数発殴ったところで、強制的に終わらせられた。  ……先生ではない。修一と同じ小学校の木下隆広に、力ずくで止め...
天下百年の計?

第738話 『李氏朝鮮第14代国王宣祖への謁見』

天正十六年十月一日(1587/11/1)九州地方 対馬県 厳原港 「これはこれは関白殿下、斯様かように何もないところにお越し頂き、この義調よししげ、光栄の至りにございます」  厳原の港でそう答えるのは、対馬宗家17代当主であった宗義調である...
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第219話 『南紀派の開国・攘夷、一橋派の開国・攘夷』

安政五年四月二十三日(1858/6/4) 江戸城 御用部屋 「各々方、井伊掃部頭直弼にございます。此度こたび大老という重責を担うこととなり、身の引き締まる思いにございますれば、今後より一層の皆様のご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げ...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第14話 『入学式と新たな敵』

1985年(昭和60年)4月8日(月) 五峰町立南中学校 <風間悠真>  毎回このイベントっていうのは退屈でしょうがないな。入学式、卒業式、始業式、終業式。まったくなんの感情も起きなかったし、今世でも起きない。  好きな先輩が卒業する時に女...
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第218話 『将軍後継争いの激化と井伊直弼』

安政五年二月七日(1858/3/21) 江戸城 「いらぬいらぬいらぬ。然様さような事、いちいち朝廷に勅を仰いでなんの為の公儀にござろうか、すべて公儀が決め、のちに知らせればよろしいのです。そもそもその知らせる事すらせずともよい。天子様より政...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第12話 『魔の”F”はじめての挫折』

1985年(昭和60年)2月1日(金)   テテレテッテッテ~♪  悠真はレベルが上がった。12脳となった。  アホか。昨日も今日も特に変わらない。学校に行って、放課後は音楽室でギターの練習して(させられて)、4人で帰る。この不思議なルーテ...
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第216話 『江戸出府と将軍継嗣問題』

安政四年十一月九日(1857/12/24)   下田、箱館、長崎を開港地としてアメリカ人を居住させ、長崎において限定的な交易を行うという成果をあげたハリスの残りの目的は、江戸へ出府して将軍家定と謁見し、大統領の親書を渡す事であった。 「太田...
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第11話 『ギターとバレンタインデー』

遡って1985年(昭和60年)1月7日(月) 校舎裏事件が起きる前のホームルーム <風間悠真> 「えーっと、それでは3学期の学級委員を決めたいと思います。立候補する人はいませんか?」  日直の声が教室内に響くが、オレはそれどころではない。そ...
天下百年の計?

第737話 『ウラジオストクにて、ヌルハチと』

天正十六年八月二十九日(1587/10/1)~の1か月前 へトゥアラ 「なに? 肥前国の国王が海參崴かいわんわい(ウラジオストク)へ来ているだと?」  海西女真との戦いを終えて、本拠地であるへトゥアラへ戻ってきたヌルハチは、斥候の報告を聞い...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第10話 『正人よ、またお前か。4対1はさすがに卑怯じゃないか?』

1985年(昭和60年)1月7日(月)~それまで  クリスマスは家族で過ごす年齢で、年末年始は行く年来る年の毎年恒例。カウントダウンなんてイベント、聞いた事もない。そして正月の元旦は校内年賀はがきという謎のはがきの配達に明け暮れた。  そ、...
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第215話 『居住権と為替レート』

安政四年九月二十三日(1857/11/9) 下田 玉泉寺  佐久間象山が江戸ではなく大村で、河井継之助・橋本左内・岡見清熙・山本覚馬・坂本龍馬などの維新の志士らに影響を与えていた頃、伊豆国下田ではハリスと幕閣との間で丁々発止の交渉が行われて...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第9話 『キスと四角関係と悠真の野望』

~1984年(昭和59年)12月25日(火) 白石宅 ある日の夕食後の台所    食器を洗う音が静かに響く中、凪咲なぎさは少しためらいがちに母親に近づく。その表情には、何か言いたいことがあるような感じだ。 「ねえ、ちょっと聞きたいことがある...
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第214話 『咸臨丸とハリスの江戸出府』

安政四年八月六日(1857/9/23) 江戸城 「なりませぬ! なりませぬぞ! それだけは絶対になりませぬ!」  大声でまくし立てるのは海防参与の水戸藩主、徳川斉昭である。アメリカの大使(日本領事予定)が艦隊を率いて再び下田へ入港したという...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第8話 『オランダ村からホテルへ。……そして待望の夜!なのです』

1984年(昭和59年)9月11日(火) 大安 AM9:10 <風間悠真>  佐世保の万津港に到着したオレたちは、すぐにバスに乗り換えてオランダ村に向かう。担任の女教師がみんなを降ろすんだが、引率の先生は、教頭と教務主任、担任と副担任の4名...
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第213話 『阿部正弘没。京都の病院設立とハリスの江戸参府希望』

安政四年六月十七日(1857/8/6)  瓢箪鯰ひょうたんなまずとあだ名され、譜代や幕閣からは陰口をたたかれた阿部正弘が、没した。開国派と攘夷じょうい派の調整役となり、批判はありながらも幕府の在り方と存続、そして日本の未来を考えた有能な政治...
『転生した以上、幼馴染+αと美少女ハーレムをつくってイチャラブ学園生活を送ると決心したオレ』

第7話 『NOT_FOUND』or『 ERR_CONNECTION_TIMED_OUT』

1984年(昭和59年)9月11日(火) 大安 <風間悠真>  オレはトップスに白のTシャツと薄いブルーのカーディガン、ボトムスは無難なジーンズにスニーカーを履いていた。カーディガンの前は留めずに開けて、Tシャツも外に出したまんまのスタイル...
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第212話 『築地海軍操練所と金属薬莢、そして輸血と血液保存 』

安政四年三月一八日(1857/4/12)   長崎に幕府の海軍伝習所が出来たのは、2年前の嘉永から安政に改元された1855年の8月の事である。  ただし、長崎が遠隔地ということと、日本人の人材が育ってきたこともあり、講武所内の組織の1つとし...
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第211話 『下手人とその波紋』

安政四年二月二十三日(1857/3/18) 大村藩庁『天諭攘夷じょうい義の誓い』  我ら天諭攘夷義士同盟は、ここに大村家中丹後守純顕並びにその一派に対する襲撃の所以を明らかにせん。  其その一、外夷いとの交易を推し進め、我が国の神聖なる土地...