武力

緊迫の極東と、より東へ

第499話 越中と越後の情勢 上杉謙信に挑む

天正元年(元亀三年・1572年) 正月十八日 越中 井波城「然ればおいらか(率直)に申し上げまする。越後の事にて、申し上げたき儀がござりてまかり越しました」 日高甲斐守喜このむの言葉に瑞泉寺証心と勝興寺顕栄は顔を見合わせる。「越後の儀、にご...
緊迫の極東と、より東へ

第489話 石山本願寺坊官下間頼廉、和睦条件の緩和に挑む。

元亀二年 十一月二十日 中途半端な包囲網が信玄ありきで成立していたのだが、武田の撤退により事実上瓦解した。 将軍義昭は殺害されるのを恐れて逃亡し、他の抵抗勢力も各個撃破され、残りは厳しい和睦の条件をのむべきか、という瀬戸際に立たされていたの...
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰

第481話 親書とポルトガル交換留学生、そして明の張居正

元亀二年 十月四日 諫早城 小佐々純正 親愛なる小佐々純正殿、 貴殿の国書を拝読し、東インドの状況とイスパニアの脅威について深く理解しました。 しかし、残念ながら現時点で軍事支援をすることは、困難です。わがポルトガルとイスパニアは隣国であり...
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰

第426話 純正と秀安 裏の裏の裏の話

元亀元年 十月二十日 諫早城 小早川隆景との会談を終えた数日後、純正は朝食を食べ終わって、コーヒーを飲んで新聞『肥前新聞』を読んでいた。 第一回の遣欧使節が帰国したとき、グーテンベルクの活版印刷機を輸入していたのだ。 その後印刷機の仕組みを...
新たなる戦乱の幕開け

第393話 織田信長、第一次包囲網なるのか?

元亀元年 二月 諫早城 一月の末に進発した浅井軍一万は、若狭の粟屋勝久と呼応して、またたくまに若狭を制圧した。長政は、決断したようだ。 父の久政を幽閉し、見張りをつけ、外界との接触を禁じたのだ。 驚くほどの抵抗はなかった。事前の磯野員昌の根...
新たなる戦乱の幕開け

第387話 vs.スペイン③マニラ侵攻

永禄十二年(1570年) 十二月二十二日(1月28日) 諫早城 予想どおり十二月に入って、スペインがマニラに侵攻してきた。スペイン軍の司令官は大隊長マルティン・デ・ゴイチ。 兵士 100 名とビサヤ人(フィリピン中部セブ島エリア)の協力者 ...
西国の動乱、まだ止まぬ

第372話 土佐安芸郡一揆④小佐々家の介入は人道支援?

永禄十二年 十一月十五日 土佐 岡豊城 急な報せを受けた香宗我部親泰は、急ぎ京より土佐へ戻り岡豊城で長宗我部元親と会議を行っていた。「殿、状況はいかがにござるか」「うむ、攻めかかっておるが、なかなかに手強い。勢いは強まるばかりじゃ。使者を出...
対島津戦略と台湾領有へ

第289話 従四位上検非違使別当叙任と将軍義昭と信長②

永禄十二年 四月 京都 信長の滞陣先 妙覚寺「久しいな弾正大弼殿、いや、様の方がいいかな。息災であったか。ああそうだ、どうだ、五人は? 三月のはじめには着いておるだろう?」 相変わらずだなこの人は、と思いつつ純正は答えた。「ありがとうござい...
北九州を二分する 二つの二虎競食の計

第172話 第二回練習艦隊 マカオ編

永禄十一年 二月 マカオ 籠手田安経「なんだと! ? 賄賂を渡していた役人が処刑? 海禁は緩和したが、日本は認めない? 倭寇に協力したから信頼ができない、だと! ?」 明の海禁政策緩和で自由に貿易ができる! と思ったのも束の間だった。 なに...
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート

第41話 戦乱の足音 藤原千方の報告

「千方か、入れ」「はは」 相手が千方だと無駄な話がない。性格が生真面目、ではなく、主従の関係がそうさせているのだろう。「それで、どうであった?」 言葉少なに聞く。「は、されば先日の曲者ですが、やはり針尾伊賀守の手の者に間違いございません。昨...
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート

第27話 神!まじ神!!おばあちゃんの知恵袋

さて、さっきの四項目にいろいろと当てはめて考えてみよう。 一、重要で緊急性の高い仕事。 二、緊急ではないけれども重要度が高い仕事。 三、重要度は低いけれども緊急性が高い仕事。 四、重要度と緊急性が低い仕事。 この中で重要な事、それは生き残る...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第14話 賢者のはったり 「平戸の南蛮船誘致と武力の利用」

「あいわかった!」  ……え? わかったの?「わかったが、納得したわけではないぞ」 いたずらっこみたいな顔で親父が続ける。いくつなんだよこのひと。それを見て、母はそっと父に寄り添う。(あなたのそういうところが大好きなの! ってオーラ出しまく...
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。

第10話 674石のしょぼ領主

親父と話をしに行く前に、いろいろと整理しておこう。   状況を分析し、最善の提案をして領内を豊かにしなくてはならないからだ。舐められないためには武力が必要。   しかしそのためには、鉄砲や弾薬、大砲はもちろん、人員も必要だ。戦のための食糧問...
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。

第9話 転生した少年の覚悟―戦国時代での新たな使命と決意

「ちーちー、ちーち」 ん? なんだ? とてとてとてとて。2歳児が近寄ってきた。甥の幸若丸だ。2歳くらいって、かわいいと思わない大人がいるんだろうか? (中身だけ)「ちーち、ちーち、だあこ、だあこ」 ん? だっこしてほしいのか? よーしよーし...