襲撃

対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む

第554話 上杉謙信に後手後手の小佐々純正。起死回生、なるか?

天正元年 四月四日 日本海「(おい、誠に、これは同じ、海なのか?)……!」「ははは! だらしねえなあ旦那! それでも同じ海賊か? こんなもん凪なぎだ!」「やかましい! 何も言うておらぬではないか! いささか驚いておるだけじゃ! 軍いくさでは...
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む

第552話 阿尾城陥落の真実と能登所口湊

天正元年 四月四日 辰一つ刻(0700) 能登 射水郡 千久里城「おお! 無事であったか!」 庄川東岸(広上村)の道雪本陣で報告してきた家臣より、妻と嫡男の無事は聞かされていたが、実物を見てほっと胸をなで下ろす菊池武勝である。 千久里城は、...
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む

第547話 『晴天の霹靂 越前での一揆と書状。純正、謙信に敗れけり?』

天正元年 四月二日 京都 大使館純正の顔はいつになく険しい。対上杉戦に舵をきったものの、いったいどれくらいの期間戦が続くのか?早く終わるに越した事はない。もちろん、本当は長期戦というよりも経済戦で徐々に謙信を締め付け、撤退させる事が目的であ...
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む

第546話 道雪と謙信。四月の庄川決戦~中盤戦へ

天正元年 四月二日 午二つ刻(1130) 庄川西岸(二塚村) 道雪本陣 戦闘開始から一刻(2時間)が経過し、放生津ほうじょうつ城からの伏兵と、それを防ぐために渡河した肝付・島津軍は乱戦となっていた。 伊東軍の先陣を包囲殲滅せんめつしようとし...
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む

第545話 悲報、伊東軍の苦戦と岩成友通の戦死。

天正元年 四月二日 巳みの三つ刻(1000) 庄川西岸(能町村) 島津本陣 伊東軍が上杉軍右翼三千と戦闘を開始して半刻(1時間)が経過していた。「や! これは……まずい。急ぎ伝令を!」 庄川の西岸にある島津本陣から対岸の伊東軍の先陣が見えな...
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰

第463話 イエズス会とイスパニアと小笠原諸島

元亀二年 七月十二日 小笠原諸島 父島『¡Ey! ¡Mirar! ¡Puedo ver el barco!  ¡Parece que se dirige hacia aquí!』(おーい! 見てみろ! 船が見えるぞ! こっちに向かっているよ...
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰

第432話 負の連鎖を断つとき

元亀元年 十一月二十二日 伊予 湯築城 宇喜多家と宇喜多直家をどうしたいのか?  純正の問いに三村元親は即答できない。父を殺した憎き敵が目の前にいるのだ。どんな形でも良いから仇を討ちたいはずなのに、なぜか答えられない。「それは……」 一同が...
新たなる戦乱の幕開け

第419話 謀将宇喜多直家の処世術~使える物はなんでも使う。そして混沌へ~

元亀元年 十月三日 岡山城「殿、一つだけ、策がないこともございませぬ」 なに? と直家は秀安の言葉に目を輝かせる。さて、戸川秀安の腹案とはいったいなんであろうか?「おお、なんじゃ」「毛利にございます」「何を言っておる。さきほど毛利はだめだと...
新たなる戦乱の幕開け

第390話 毛利と織田。鍋島直茂の小佐々百年戦略

永禄十二年 十二月二十八日 諫早城 戦略会議室「みな、聞いてくれ」 純正は直茂、弥三郎、庄兵衛を呼び、清良を紹介する。「伊予の西園寺配下だった土居式部少輔だ。今日から同じ釜の飯を食う仲間となった。よろしくな」。 清良が一礼し、皆が拍手をする...
新たなる戦乱の幕開け

第388話 群雄たちと小佐々純久

永禄十二年 とある日 在京小佐々大使館「大使、また来てます」 大使館の洋間、昼休みに佐吉と将棋を指している純久のもとに、一人の訪問者があった。最近、遠方からのお客様が増えましたね、と佐吉が言う。 純久はそれどころではない。36対6で圧倒的に...
西国の動乱、まだ止まぬ

第376話 かかった火の粉がいつの間にか四百万石②

永禄十二年 十一月十六日 諫早城「そして日の本に戻るが、伊予は、いましばらくかかりそうじゃ。西園寺が、ふふふ、まあ、なんというか、塹壕とはな」「ざん、ごう……? にございますか?」 龍造寺純家が質問する。純家は一門だから参加しているのではな...
西国の動乱、まだ止まぬ

第375話 かかった火の粉がいつの間にか四百万石

永禄十二年 十一月十六日 諫早城 純正は各方面から届けられる書状や通信文書を読みながら、定例会議を開いて今後の対策を考えていた。 空閑三河守、藤原千方(親)、鍋島直茂、尾和谷弥三郎、佐志方庄兵衛の五人が傍らにいる。そして閣僚の面々。「千方よ...
従属・同盟・連立

第114話 藤原千方と空閑三河守

筑前国 博多 藤原千方 ある時は虚無僧、ある時は商人、またある時は山伏、そして能楽師にほうか師(手品師) さまざまな姿に変化しては敵の情報を集めたり|撹乱《かくらん》をする。それがわしの仕事。今日のわしは商人の大村屋長兵衛だ。 さすが博多は...
横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に

第51話 永禄遣欧使節団、渡海する。

同年 五月  ついに! ついに決まった! 横瀬浦開港! 史実より三ヶ月早い開港である。豊後から布教長トーレスが大友宗麟の書簡をもって横瀬浦へ到着。トーレス自身が書簡を持ってきた事が大きい。 やった! 薩摩に勝った! ! 俺は不死身でもなけれ...
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート

第29話 利三郎と忠右衛門

永禄四年(1561年) 五月 岳の城 沢森利三郎政直 どたどたどたどたどた!  忠右衛門と二人で主殿に向かう。なんでまた、いきなりなんだ?「殿!」「殿!」 主殿の下座には先日家督を相続したばかりのわが殿、平九郎様がいらっしゃった。我らが中に...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第23話 九郎と勘解由 蛎浦の海戦⑤

未みの正刻(午後二時ごろ) 沢村政忠「ぐあっ!」 親父が左腕を抱えて膝をついた。二発目の弾は俺を狙っていたようだが、船が揺れるのと同時にかがんだので当たらなかった。「父上!」 俺は親父を抱え、破ったはちまきを傷口にかぶせると、脇を圧迫してき...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第22話 海峡封鎖作戦 蛎浦の海戦④

未の初刻 四半刻後(午後一時半ごろ)「申し上げます! 港の民家は焼失しておりますが、損害は軽く、民の被害もありませぬ」「ほう。むだな殺戮はせぬ、か」 政忠達は島の北端を迂回して島の陰に隠れていたのだが、けもの道から山頂の金毘羅神社を越えて港...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第21話 推参!深沢勝行。蛎浦の海戦③

未一つ刻(1300) 沢森政忠「妙だな」 寺島水道をまっすぐに南下して、大島と蛎浦かきのうら島の間にある中戸瀬戸に向けて進路を西にとってしばらくした頃、親父がポツリとつぶやく。「いかがされましたか?」「島を見てみろ。蛎浦湊みなとの煙が消えて...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第17話 海上からの狼煙 ― 平戸襲来、政忠初陣せり。

四月九日 午の正刻(1200)すぎ いい天気だ……。   その後も海辺の道を小平太と歩きながら(俺は馬に乗っていたんだが)、通行人達に声をかけ、笑顔で会話をして道を進む。   みんないい人。ほんわかする。しばらくすると前方に人だかりがあるの...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第15話 領主の決断 ~平戸の南蛮貿易と水軍の役割~

「どういう事だ?」 親父が聞いてきた。「大村様は周りを敵に囲まれております。東の西郷は義理の兄弟で、島原の有馬様の陣営にありますが、いつ敵方になるかわからない状況です。武雄の後藤は大村様に敵対心を持っておりますし、北の諸勢力は日和見です」 ...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第14話 賢者のはったり 「平戸の南蛮船誘致と武力の利用」

「あいわかった!」  ……え? わかったの?「わかったが、納得したわけではないぞ」 いたずらっこみたいな顔で親父が続ける。いくつなんだよこのひと。それを見て、母はそっと父に寄り添う。(あなたのそういうところが大好きなの! ってオーラ出しまく...
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。

第11話 横瀬浦の秘密 ~ 歴史改変と南蛮貿易の舞台~

たった1年とはいえ、前世では戦国時代に南蛮貿易港として賑にぎわった横瀬浦。 確か史実では横瀬浦は大村領で、来年の永禄5年(1562年)、歴史の檜ひのき舞台に姿を現す。現世ではそれさえもかなわないのか? 横瀬が沢森領になったのは去年だけど、そ...
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。

第5話 戦国にて初の決断の時〜横瀬への南蛮船寄港計画〜

鋭い! 絶妙に鋭い! ベタすぎるくらい鋭い! ていうか、意味不明なこと書いてぶつぶつ言ってたら誰でも(どうした?)ってなるよね。 前世でも弟いたけど、どっちかって言うと無口で職人気質しょくにんかたぎだったから、新鮮っちゃ新鮮。……いやいやい...
人物紹介

人物紹介②(12話~50話)

( )内は転生時、永禄4年(1561年)時点での数え年齢です。基本的に架空・史実の両方記載しますが、史実の人物の生没年、内容、記載の有無は筆者の任意なのでご了承ください。※は史実人物(本作ストーリー上内容修正あり)沢森吉野(32)沢森平九郎...