西国の動乱、まだ止まぬ 第364話 土佐安芸郡一揆、安芸千寿丸改め弘恒蜂起する。 平凡なサラリーマン沢森武は気絶し、戦国時代の超弱小地方領主の跡取りとして転生する。平和を望みつつも周囲がそれを許さない。歴史知識と現代経験を活かし、技術革新や産業の革命を起こしながら周囲の脅威に立ち向かう、戦国歴史改変小説。 2023.08.16 西国の動乱、まだ止まぬ
西国の動乱、まだ止まぬ 第355話 徳川六角浅井朝倉。手紙が起こすバタフライ・エフェクト 永禄十二年 十月二十三日 三河 岡崎城 「忠次よ、小佐々との件どうなっておる」 「は、弾正忠(織田)様のお許しも得たゆえ、正式に小佐々家との通商を開始する運びとなりました。ただいま商人を通じた取引の協議が行われております」 うむ、と家康は... 2023.08.11 西国の動乱、まだ止まぬ
西国の動乱、まだ止まぬ 第352話 第六天魔王信長と純久 永禄十二年(1569年) 十月二十三日 京都大使館 島津が小佐々に敗れ、条約を結んでから十日後。大使館の大使執務室では、純久が書類の山に埋もれながら仕事をしていた。 以前純正に願いでて、検非違使と所司代の人員を増やす事ができたのだが、ま... 2023.08.09 西国の動乱、まだ止まぬ
西国の動乱、まだ止まぬ 第351話 薩州島津家と伊東祐青、御教書の真偽とくすぶる火種 永禄十二年 十月二十二日 都於郡城 伊東家に対する幕府の御教書の真偽を確かめるため、小佐々の使者がその書状を幕府へ持参した。しかし祐青は純正の言葉に従いつつも、もし偽書だった場合の処罰を考えていたのだ。 仮に偽書だったとしても、祐青自身... 2023.08.08 西国の動乱、まだ止まぬ
肥薩戦争と四国戦役 第347話 九州平定セン、然レドモ先ハ尚長シ……。② 十月十九日 午三つ刻(1200) 日向国紫波洲崎村(宮崎市折生迫) な! 祐青すけきよが目を見開き純正を注視した。 「めっそうもございませぬ! 誰がそのような事を。許せませぬ」。 純正は落ち着いて祐青を制止した。 「修理亮よ、余は... 2023.08.07 肥薩戦争と四国戦役
肥薩戦争と四国戦役 第345話 戦国九州のポツダム宣言とヤルタ会談?? 永禄十二年(1569) 十月十九日 巳一つ刻(0900) 日向国紫波州崎村(宮崎市折生迫) 洋室、洋間がある城は、おそらく諫早城だけであろう。もしかすると岐阜城にもあったかもしれないが、知る由もない。種子島城にはもちろん洋室はないが、諫... 2023.08.06 肥薩戦争と四国戦役
肥薩戦争と四国戦役 第344話 肥薩戦争⑬九州探題と三州守護 永禄十二年(1569) 十月十三日 未一つ刻(1300) 内城沖 金剛丸 純正の一言で場がよくわからない雰囲気になってしまったが、もう昼である。小腹も空いたことで、昼食となった。 食事をしてコミュニケーションをとり、相手との親和度を高... 2023.08.06 肥薩戦争と四国戦役
対島津戦略と台湾領有へ 第289話 従四位上検非違使別当叙任と将軍義昭と信長② 永禄十二年 四月 京都 信長の滞陣先 妙覚寺 「久しいな弾正大弼殿、いや、様の方がいいかな。息災であったか。ああそうだ、どうだ、五人は? 三月のはじめには着いておるだろう?」 相変わらずだなこの人は、と思いつつ純正は答えた。 「ありがとう... 2023.07.13 対島津戦略と台湾領有へ
肥前王 源朝臣小佐々弾正大弼純正 第202話 小佐々城 開戦二日目 子の三つ刻(0:00) 小佐々純正 「申し上げます! 毛利領国境信号所より信号あり」 発 杉長良 宛 弾正大弼 メ 盟ト 松山城救援 求ム メ 午三つ刻(12:00) 豊前松山城からの救援要請が来た。もうすでに全軍に届いて... 2023.06.02 肥前王 源朝臣小佐々弾正大弼純正
北九州を二分する 二つの二虎競食の計 第185話 三好義継と松永久秀 同年 五月 信貴山城 松永弾正久秀 「申し上げます。小佐々肥前守と申す者から書状が届いております」 なに? 小佐々? 聞いた事はある。遠く九州の地で勢いがあり、肥前・筑前・筑後、そして北肥後も支配下にいれたという。 朝廷や幕府に献金をし... 2023.05.27 北九州を二分する 二つの二虎競食の計
北九州を二分する 二つの二虎競食の計 第160話 対信長外交団③ 永禄十年 十一月 堺湊 鍋島直茂 「それはいったいどういう事でしょうか」 私は聞いた。 「はい、堺湊はご存知のように奈良平安の昔から、隋や唐への使臣派遣や貿易、国中の産物が行き交う湊として賑わってまいりました」 私と常陸介どのは真剣に聞... 2023.05.23 北九州を二分する 二つの二虎競食の計
北九州を二分する 二つの二虎競食の計 第154話 筑前仕置 驚愕の元就と宗麟 永禄十年 十月 小佐々弾正大弼純正 結局、立花鑑載と高橋鑑種、秋月種実は本領安堵の国人衆の二を選び、宗像氏貞と原田隆種は四を選んだ。 立花鑑載が糟屋郡と広田郡と嘉麻郡の三郡、鞍手郡の四十五ヶ村で十五万五千石。 高橋鑑種は那珂郡と御笠郡... 2023.05.22 北九州を二分する 二つの二虎競食の計
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。 第20話 新型帆船?! 蛎浦の海戦② 太田の港に降りていくと、人でごった返していた。 叔父の利三郎政直と忠右衛門藤政がテキパキと指示をあたえている。 「よし、乗り込むぞ。平九郎は俺と一緒にこい」 「はい!」 と元気よく返事をして親父のあとについていく。 あ! 思わず息をのんだ。... 2023.04.11 歴史改変仕方ない。やること多すぎです。転生したら弱小領主の嫡男でした!!元アラフィフの戦国サバイバル
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。 第11話 横瀬浦の秘密 ~ 歴史改変と南蛮貿易の舞台~ たった1年とはいえ、前世では戦国時代に南蛮貿易港として賑にぎわった横瀬浦。 確か史実では横瀬浦は大村領で、来年の永禄5年(1562年)、歴史の檜ひのき舞台に姿を現す。現世ではそれさえもかなわないのか? 横瀬が沢森領になったのは去年だけど... 2023.04.06 歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。 第3話 生き残れ!若き武将の戦国九州サバイバル 永禄と言えば永禄の変! 室町幕府十三代将軍の足利義輝が、三好三人衆に殺害された事件。もうこれで戦国時代確定ね。ははは。 四年ということは、まだ始まったばかりだから当分は大丈夫かと思いきや、永禄の変は八年。 つまりあと4年で将軍義輝は暗殺... 2023.04.02 歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。
年表・統治機構 1566年~1570年(忘備録) 1566年(永禄九年) 1月 小佐々領 人口十二万人 石高 十八万三千七百五十二石 波多家 十四箇条の定めにより保護国化 2月 沢森家 第三子 吉法師誕生 第四子 愛姫誕生 3月 海軍伝習所 第一期生卒業 計百二十八名(松浦郡十六名・彼杵郡... 2023.03.18 年表・統治機構