転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第219話 『南紀派の開国・攘夷、一橋派の開国・攘夷』 安政五年四月二十三日(1858/6/4) 江戸城 御用部屋 「各々方、井伊掃部頭直弼にございます。此度こたび大老という重責を担うこととなり、身の引き締まる思いにございますれば、今後より一層の皆様のご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げ... 2024.09.04 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第197話 『御公儀と大村家中-佐賀藩の二番手争い-』 安政三年二月一日(1856/3/7) 幕閣との舌戦が終わり、何とか事なきを得た次郎であったが、阿部正弘の体調が気にかかり、医師団の派遣を申し出た。立場は違えど国を思う気持ちと、相通じる部分があると感じたからだ。 もし生きていれば幕末は... 2024.08.13 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第35話 『耐火レンガと佐賀藩・唐津百姓一揆』(1839/09/26) 天保十年八月十九日(1839/09/26) 波佐見 奥村|嘉十《かじゅう》は近隣の炭焼き職人の中でも、良質の炭をつくるという職人を集めて話をしていた。 「今日集まってもらったのは、御家老様からの命により、木炭に代わる石炭の純なるものを造る... 2024.02.28 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
西国の動乱、まだ止まぬ 第373話 土佐安芸郡一揆⑤陰のフィクサー?小佐々治部少丞純久 永禄十二年 十一月十五日 京都 室町御所 「公方様、小佐々弾正大弼純正が家臣、小佐々治部少丞純久にございます」 純久は京都にあって大使として各国(各勢力)の重要人物と会うことが多いが、義昭は少し面倒くさいので、必要最小限にしていたのだ。 ... 2023.08.22 西国の動乱、まだ止まぬ