内政拡充技術革新と新たなる大戦への備え 第599話 加賀一向宗、騒乱の幕引き(1574/2/10) 天正三年一月十九日(1574/2/10) 加賀 「では三河守殿、どうあっても織田家との|諍《いさか》、弓を伏せて越前討ち入りを取りやめる気にはなりませぬか」 太田和利三郎政直はもう二刻(4時間)も話し込んでいる。それでも七里三河守|頼周《... 2024.03.04 内政拡充技術革新と新たなる大戦への備え
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第32回 『何がどう転んで御家老様に?』(1839/06/12) 天保十年五月二日(1839/06/12) 肥前 太田和村 約四ヶ月の江戸滞在期間中は、渡辺崋山や高野長英にも面会をして、江川英龍と同じような話をした。 しかし時既に遅しで、高野長英はすでに幕政を批判した『|戊戌《ぼじゅつ》夢物語』を出版... 2024.02.24 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
緊迫の極東と、より東へ 第498話 瑞泉寺証心と勝興寺顕栄、上杉謙信に、悩む。 天正元年(元亀三年・1572年) 正月十八日 越中 井波城 越中一向一揆の中心となっていた土山御坊(勝興寺)の勝興寺住職である勝興寺顕栄と、瑞泉寺住職の瑞泉寺証心は今後の行動を決めかねていた。 昨年、元亀二年(1571年)の二月から三月... 2023.11.27 緊迫の極東と、より東へ
緊迫の極東と、より東へ 第489話 石山本願寺坊官下間頼廉、和睦条件の緩和に挑む。 元亀二年 十一月二十日 中途半端な包囲網が信玄ありきで成立していたのだが、武田の撤退により事実上瓦解した。 将軍義昭は殺害されるのを恐れて逃亡し、他の抵抗勢力も各個撃破され、残りは厳しい和睦の条件をのむべきか、という瀬戸際に立たされてい... 2023.11.18 緊迫の極東と、より東へ
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第440話 純正から延暦寺への手紙 元亀元年 十二月七日 諫早城 天台座主にして金蓮院准后様(比叡山延暦寺大僧正) 拝啓 寒さを感じる霜月の候、准三后様におかれましては、ご自愛いただきたく存じたてまつり候。 初めての文ならびに突如としての送文と相成りますが、何卒お許し願... 2023.10.05 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。 第14話 賢者のはったり 「平戸の南蛮船誘致と武力の利用」 「あいわかった!」 ……え? わかったの? 「わかったが、納得したわけではないぞ」 いたずらっこみたいな顔で親父が続ける。いくつなんだよこのひと。それを見て、母はそっと父に寄り添う。 (あなたのそういうところが大好きなの! ってオー... 2023.04.07 歴史改変仕方ない。やること多すぎです。