北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第608話 織田海軍と小佐々海軍(1574/9/16) 天正三年九月二日(1574/9/16)志摩国 小佐々海軍連合艦隊は、深沢勝行大将の指揮の下、航行訓練もかねて8月3日に佐世保湊を出港した。 六分儀を製作し、誤差の少ない時計を完成させたとしても、まだ完全な日本近海の海図はない。 し... 2024.03.13 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第423話 小早川隆景、伊予から豊後、そして肥前へ。小佐々純正という男 元亀元年 十月十四日 隆景は翌日の八日の朝から安芸倉橋島へ向かい、そこからさらに船に乗った。 忽那の島々をへて伊予鹿島城下へ着いたのは九日の夕刻である。 一泊して湯殿城下を経て、喜多郡の佐多岬半島の佐田浦、三崎浦までは街道がすでに整っ... 2023.09.24 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
西国の動乱、まだ止まぬ 第350話 息子織田勘九郎信忠より父である織田弾正忠信長への手紙 永禄十二年 十月 岐阜城 父上、勘九郎(信忠)が筆を取りまする。 小佐々家中の新造の船ガレオンなるものにて薩摩へ向かいて、弾正大弼様の戦を見届け奉るという、光栄の任を受け候えど、我が身は合戦の見届け役に過ぎず、合戦への介入は一切ないと契... 2023.08.08 西国の動乱、まだ止まぬ