荷車

対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む

第566話 中止できず。人道支援と織田の評定。

天正元年(1572) 四月十四日 越後沖 霧島丸「小佐々海軍、第四艦隊司令長官、佐々清左衛門にござる」「上杉家家老、直江大和守にござる」 テーブルに向かい合って相対する二人に、珈琲が運ばれてきた。戦場で敵方の使者が来たというのに、余裕の態度...
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む

第527話 上杉領経済封鎖 すべての津、浦、湊で津留をいたす。

天正元年 三月二十四日 越後 柏崎沖 佐々清左衛門加雲少将率いる、小佐々海軍第四艦隊の陣容は次の通りである。 旗艦 戦艦 霧島丸(500トン)  二番艦 重巡足柄(400トン)  三番艦 重巡羽黒(400トン)   四番艦 軽巡阿武隈(30...
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む

第517話 遊佐続光の苦悩 親上杉派の危機と上杉謙信の脅威

天正元年(1572年) 三月十三日 能登国 所口湊「一体何なのだ、この米の量は尋常ではないぞ」 遊佐続光つぐみつ(親上杉)は大量の兵糧が運び込まれているのを聞いて、慌てて所口湊へ向かい様子を見に来ていたのだ。 交易船もさることながら、能登国...
新たなる戦乱の幕開け

第397話 フランシスコ・デ・アルメイダとバルトロメウ・ディアスの驚嘆

元亀元年 四月 諫早城「先生! お元気でしたか!」「先生! お変わりなく!」 行く先々で海軍伝習所時代から兵学校への変遷の際に学んだ生徒が声をかけてくる。なつかしさのあまり涙を流す者もいた。 拝啓 親愛なるわが王 セバスティアン一世陛下  ...
西国の動乱、まだ止まぬ

第353話 予土戦役、黒瀬城攻防戦①恐るべき元黒瀬七城と新しき防衛戦法

永禄十二年 十月二十三日 伊予南西部 宇和郡  伊予の国人の調略は順調に進んでいたものの、西園寺の攻略が遅々として進んでいなかった。 宗麟の本隊は宿毛城から伊予に入った。 別働隊は鷲が森城より伊予に入っていたのだが、敵の防御が妙だったのだ。...
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート

第33話 石鹸大量生産と販路拡大のまっき~!(の巻)

書斎で書き物をしていると……。もちろん試作品の鉛筆で! 忠右衛門が入ってきた。うーん、ちょっと報告を聞くのが、気が重い。大体予想がつく。「その後、石けんはどうだ?」  まず短期間で収益をあげそうなのが、石けんと鉛筆だ。「は、売れ行きは好調に...
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート

第28話 神ばあ②(←手抜きタイトル!)

さあ、だんだん具体的になってきた。 菜種油と灰汁のせっけんは城内でまず作って、うまくできたら量産しよう。量と種類でどう変わるのか? 多分、菜種以外にえごま油、イワシ油、鯨油、牛脂……。 種類を変えたら性能も変わった気がする。あとは、香りづけ...