綿花

転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く

第269話 『小栗上野介との交渉』

文久元年十二月二十日(1862/1/19)  江戸城 「これはこれは蔵人殿(次郎)、如何いかがなさいましたかな? 某、もはや大抵の事には驚きませぬぞ」 「上野介様、なにも驚かそうなどとは考えておりませぬ。実は此度こたび、お許しいただきたいこ...
新たなる戦乱の幕開け

第405話 元亀元年度 小佐々家定例閣僚ならびに理事会

元亀元年 六月十日 諫早城  「次に大蔵省だが、弥市、なにかあるか」 「は、それでは申し上げます。歳入と歳出に関しまして、領国の拡大にともない、年貢米の徴収が増え、歳入は増加しております」  うむ、と純正。 「しかしながら、歳入増加の要因の...
北九州を二分する 二つの二虎競食の計

第161話 第二回練習艦隊 琉球編

永禄十年 十一月 琉球国 那覇湊 籠手田安経  それにしても、心地よい。わかっていたが、さすが南国だ。十一月なのに寒くない。  前回の親書のおかげで問題なく那覇港に入港できた。  しかし前にも感じたが、なんだか活気がない。殿から聞いていた那...
5強まであと7,000石(現在36,824石)

第85話 省庁再編と永禄七年度予算会議 

随分遅くなったが、それぞれの役割分担と業務効率を上げる為に、省庁再編を行った。  あわせて永禄七年度の予算会議を実施。  領地も増えたし、再度の見直しが必要だったからね。予算会議は毎年行い、追加・補正予算は都度実施する。  当主   小佐々...
横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に

第54話 手旗と旗旒信号と望遠鏡

技術街の職人に頼んでおいたレンズがやっと完成した。それを元に望遠鏡の製造を依頼して、石原岳堡塁と岳の城、天崎城と沢森城、本郷城と小佐々城に設置する。  晴れた日で視界が良ければ、裸眼でも視認できる距離の城同士もあった。(みんな目がいい!)で...
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート

第42話 永禄四年末評定 十年戦略策定と短期目標

永禄四年十二月 沢森城 沢森政忠  年末を迎えるにあたって、家臣を一堂に集めて評定を行った。今後は定期的に行おう。  当主 沢森政忠  親族衆  筆頭 沢森政種(父)  親族衆 外交方 沢森政直(次男・政忠の叔父)  親族衆 殖産・技術方 ...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第20話 新型帆船?! 蛎浦の海戦②

太田の港に降りていくと、人でごった返していた。 叔父の利三郎政直と忠右衛門藤政がテキパキと指示をあたえている。 「よし、乗り込むぞ。平九郎は俺と一緒にこい」 「はい!」 と元気よく返事をして親父のあとについていく。 あ! 思わず息をのんだ。...
年表・統治機構

1561年~1565年(忘備録)

1561年(永禄四年) 4月  転生 蠣浦の海戦 5月 石けんの製造・販売開始 鉛筆の研究製造開始 綿花増産計画(同時にふとん製造) 硝石製造の研究開始 「ナタ目」法による椎茸試験栽培 同「種駒」式栽培研究開始 切り干し大根の生産製造・研究...