父上

歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第17話 海上からの狼煙 ― 平戸襲来、政忠初陣せり。

四月九日 午の正刻(1200)すぎ  いい天気だ……。    その後も海辺の道を小平太と歩きながら(俺は馬に乗っていたんだが)、通行人達に声をかけ、笑顔で会話をして道を進む。    みんないい人。ほんわかする。しばらくすると前方に人だかりが...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第13話 平戸の南蛮船誘致と宗教改革の提案

疑いと興味と期待とがまざった表情で俺を見ている親父に対して、俺は淡々と答える。   「可能です。ただし父上はもちろん、小佐々の殿様のお力も必要です」 「詳しく話してみろ」 「はい、現在南蛮船は九州のいろいろなところに来航し、各大名領主も率先...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第12話 父へのプレゼン!南蛮貿易と領土争いの行方

「父上、今よろしいでしょうか?」 「おお、入れ」    短い会話のあと、障子を開けて父の部屋に入る。小平太も一緒だ。  あ、と目が合った。黒髪(当たり前か)で美人の母が隣に座っている。うーん、いつ見ても美人なんだよね。慣れない。というか変な...
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。

第9話 転生した少年の覚悟―戦国時代での新たな使命と決意

「ちーちー、ちーち」  ん? なんだ?  とてとてとてとて。2歳児が近寄ってきた。甥の幸若丸だ。2歳くらいって、かわいいと思わない大人がいるんだろうか? (中身だけ) 「ちーち、ちーち、だあこ、だあこ」  ん? だっこしてほしいのか?  よ...
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。

第6話  未来人の言葉「父に伝えるべき重要な情報」とは?

翌日、父の部屋を訪れた。  なんて切り出そう? どう説明しよう? 結局昨日はあまり寝られなかった。 (実は僕、450年後の未来から転生した未来人で……)  あほか。怪我の後遺症だから、もうだめだ! と次男の弟に期待がかかるだけだ。 (父上、...
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。

第5話 戦国にて初の決断の時〜横瀬への南蛮船寄港計画〜

鋭い! 絶妙に鋭い! ベタすぎるくらい鋭い! ていうか、意味不明なこと書いてぶつぶつ言ってたら誰でも(どうした?)ってなるよね。  前世でも弟いたけど、どっちかって言うと無口で職人気質しょくにんかたぎだったから、新鮮っちゃ新鮮。……いやいや...