新たなる戦乱の幕開け 第409話 歴史の改変は歴史を縮め、信長包囲網を変えた 元亀元年 八月末 史実における信長包囲網は3回に分けて展開されるが、そのうちの第一次が終了した。しかも小佐々純正の存在が、その参加勢力との戦いの推移に大きく影響を及ぼしたのだ。 まず第一に、純正の助言を受けた浅井長政が勢力を拡張し、信長... 2023.09.15 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第393話 織田信長、第一次包囲網なるのか? 元亀元年 二月 諫早城 一月の末に進発した浅井軍一万は、若狭の粟屋勝久と呼応して、またたくまに若狭を制圧した。長政は、決断したようだ。 父の久政を幽閉し、見張りをつけ、外界との接触を禁じたのだ。 驚くほどの抵抗はなかった。事前の磯野員... 2023.09.04 新たなる戦乱の幕開け
西国の動乱、まだ止まぬ 第369話 長政の野望 with ◯◯ 北近江よりの立志伝 永禄十二年 十一月 近江 小谷城 「継潤、その後公方様はどうなのだ?」 浅井長政は信長の妹を嫁にし、同盟者となっていたが、自身の存在感の低下に危機感を抱いていた。 事実、美濃を攻略するまでは共闘相手として、上洛する際は障害となる六角と共... 2023.08.19 西国の動乱、まだ止まぬ
西国の動乱、まだ止まぬ 第355話 徳川六角浅井朝倉。手紙が起こすバタフライ・エフェクト 永禄十二年 十月二十三日 三河 岡崎城 「忠次よ、小佐々との件どうなっておる」 「は、弾正忠(織田)様のお許しも得たゆえ、正式に小佐々家との通商を開始する運びとなりました。ただいま商人を通じた取引の協議が行われております」 うむ、と家康は... 2023.08.11 西国の動乱、まだ止まぬ