転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第369話 『かき集める』 慶応元年十二月一日(1866/1/17) 駐日ロシア領事エヴゲーニイ・ビュツォフとの約束の期日が過ぎていたが、次郎は適当な理由をつけて延期してもらった。 年末でもあり、ロシア側も早めに進めたい意向があるとはいえ、数か月の猶予があったためで... 2025.03.18 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
八紘共栄圏を目指して 第835話 『建州沿岸と豆満江』 慶長元年十一月十四日(1597/1/2)夜 へトゥアラ <小佐々純正> オレたちは問題が解決するまで滞在することになり、宿舎に案内された。『お互いに戦うつもりはない。じっくり腰を据えて話し合おう』 ヌルハチの提案を受けて、居室で一人考え事を... 2025.03.09 八紘共栄圏を目指して
八紘共栄圏を目指して 第829話 『領土開発省と慶長大地震』 慶長元年閏うるう七月九日(1596/9/1) 純正は肥大化する領土経営の効率化のため、領土開発省大臣の日高甲斐守喜と行政区画の再編成を協議していた。 まずは台湾と東南アジアであるが、これはあくまで領土開発省の管轄であり、陸海軍の管理地域とは... 2025.02.25 八紘共栄圏を目指して
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第328話 『激闘! 鹿児島湾海戦! -地獄-』 文久四年(元治元年)四月六日(1864/5/11) 鹿児島湾口「8……9・10……13・14……敵艦14隻! 前方に単縦陣で、東西に待ち構えています!」 キューパーはその報告を信じたくはなかった。現実逃避とはこのことを言うのだろうか。世界に... 2025.01.11 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
八紘共栄圏を目指して 第804話 『陸軍と領土開発省』 文禄三年七月二十日(1594/9/4) 諫早城 会議室には純正を筆頭に戦略会議衆である鍋島直茂、黒田官兵衛をはじめとした6名、陸軍大臣の波多隆、海軍大臣の長崎純景、領土開発省の日高喜がいた。 吃緊きっきんの課題として陸海軍ならびに海外領土の... 2025.01.05 八紘共栄圏を目指して
八紘共栄圏を目指して 第803話 『空軍』 文禄三年六月三日(1594/7/20) 蒸気機関の発達により、諫早から大阪までは10日から2週間程度で往復できるようになっていた。そのため純正は3か月は大阪・京都に滞在し、残りの9か月は諫早で過ごすという生活を送っていたのである。「ほうほ... 2025.01.05 八紘共栄圏を目指して
八紘共栄圏を目指して 第792話 『賠償金の受取~黄金の雫』 文禄二年三月十日(1593/4/11) 京都 大日本国政庁「これはこれは……まさに圧巻であるな」 大日本国の財務副大臣である羽柴秀吉は、目の前にある66万貫文の永楽通宝を見てあっけに取られていた。肥前国(肥前州)の役人が特別歳入として届けて... 2024.12.23 八紘共栄圏を目指して
東アジアの風雲 第791話 『条約締結と新しい秩序』 文禄二年二月八日(1593/3/10)諫早城「御苦労様でした、叔父上」 居室でくつろいでいた純正に報告をしている政直であったが、公務以外のときは叔父と甥である。「いやいや、まさかわしがあの明国との交渉にあたるとは……考えもみんかったわい」「... 2024.12.22 東アジアの風雲
東アジアの風雲 第787話 『激昂』 天正二十一年七月二十三(1592/8/30) 紫禁城 前回、顧憲成が朝鮮出兵の上書を上げたときは運が良かった。 皇帝が朝議に出席しないため、臣下は朝議で決まったことを報告して裁可を仰ぐことになる。それも宦官かんがんが代わりに行うので、自らに... 2024.12.18 東アジアの風雲
東アジアの風雲 第772話 『朝鮮出兵』 天正二十年五月十三日(1591/7/3) 諫早城「暑い! そして蒸し暑い!」 ぐちぐちと文句を言いながら、その様相とは真逆の立ち居振る舞いで周囲を困惑させる人物が、諫早城の会議場へやってきた。その人物とはもちろん……。 肥前国海軍艦隊総司令... 2024.12.01 東アジアの風雲
東アジアの風雲 第764話 『新しき三省』 天正十九年七月二十日(1590/7/20) 諫早 <小佐々純正> オレは諫早に戻ってきて城に戻り、吃緊きっきんの陸海軍の再編を終えて、ぐったりした。 もうそろそろリタイヤしてもいいんじゃね? 国内は統一してないけど戦は終わったし、大日本国も... 2024.11.18 東アジアの風雲
東アジアの風雲 第763話 『陸軍再編』 天正十九年六月十九日(1590/7/20) 諫早 海軍に続いて行ったのが陸軍の再編である。 インド・アフリカなど、南方から西方へ国土が拡張し、北方ではアラスカから沿海州まで統治するようになった。そのためこれまで連隊規模や小隊~大隊規模の部隊... 2024.11.16 東アジアの風雲
東アジアの風雲 第762話 『肥前国の海軍再編と大日本国、そして極東情勢』 天正十九年六月十二日(1590/7/13) 諫早「殿下、お帰りなさいませ」 3年前の天正16年(1587)1月に諫早を出発した海外領土の視察であったが、3年半の歳月を経て終了した。長崎の湊みなとには純正一行の到着を待ちわびた閣僚と民衆が詰め... 2024.11.14 東アジアの風雲
東アジアの風雲 第761話 『北方三国同盟と明の滅亡への序曲』 天正十九年五月十一日(1590/6/12) 紫禁城「兵はいる。だが動かすことは難しいだろう」 内閣大学士の申時行は誰に告げるわけでもなく、静かに、淡々と述べた。「100万の兵を抱え、各地の衛所にも精鋭がいる。しかし……」「軍餉ぐんしょう(兵... 2024.11.04 東アジアの風雲
東アジアの風雲 第748話 『ポルトガル王都リスボンと新たな転生者』 天正十八年一月十四日(1589/2/28) 元亀二年(1571年)から開発が始められた炸裂弾とその砲は、日夜国友一貫斎を中心として研究開発がなされていたが、すでに18年の歳月が流れていた。 一貫斎は、純正の叔父であり、肥前国の科学技術省大... 2024.10.05 東アジアの風雲
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第244話 『莫大な艦隊維持費と二個艦隊計画に樺太派兵増強』 安政七年一月二十日(1860/2/11) 次郎は川路聖謨としあきらと協議の上、ロシア側に慰謝料を払って貰う事と、今後の事件再発防止のために新たな条約を締結する事でゴシケーヴィチとの間で合意した。 慰謝料は1人あたり500両で30名分の1万... 2024.09.29 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第212話 『築地海軍操練所と金属薬莢、そして輸血と血液保存 』 安政四年三月一八日(1857/4/12) 長崎に幕府の海軍伝習所が出来たのは、2年前の嘉永から安政に改元された1855年の8月の事である。 ただし、長崎が遠隔地ということと、日本人の人材が育ってきたこともあり、講武所内の組織の1つとして正... 2024.08.28 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
天下百年の計? 第735話 「北加伊道は、まだ、蝦夷地なのか」 天正十六年三月十日(1587/4/17)北加伊道地方 小樽 旅館 純正は男の子を大浴場へ連れて行った後に服を脱がせるが、ボロボロで汚れている。どう考えても接客で働いていたとは思えない。裏方の仕事をさせられていたのだろうか。 それでも10歳の... 2024.08.23 天下百年の計?
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第201話 『山内容堂と大村藩海軍増強計画』 安政三年六月十六日(1856/7/17) 金属薬莢やっきょうの製造にあたり、その他の金属加工製品と同じく、それを加工する加工機械は、研究開発ならびに輸入が並行して行われていた。圧延機やプレス機の精度向上と大量生産である。『全ては模倣から始... 2024.08.18 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
天下百年の計? 第731話 『天正大地震』 天正十四年十一月二十九日(1586/1/18)「そうか、やはり起きたか。すぐに救援物資の輸送の手配にかかれ」「はは」 純正は全国視察を考えていたが、史実通り、大地震が発生した。 震源地が複数あり、被害は若狭湾から三河湾までと広範囲に及ぶ大地... 2024.08.11 天下百年の計?
天下百年の計? 第717話 『肥前国(州)陸海軍と大日本国陸海軍』 天正十三年五月二十二日(1584/6/30) 肥前州庁舎 大日本国陸海軍は、いわゆる肥前州陸海軍である。 各州の州軍はそのまま大名の私兵が運用される事になっているが、装備や規模、練度や士気の面で国軍よりはるかに劣る。州は独立国に等しい権限を... 2024.07.15 天下百年の計?
天下百年の計? 第716話 『朝鮮出兵の話』 天正十三年四月十三日(1584/5/22) 「なに? 右議政は小佐々との通商をさらに進めるに留まらず、同盟を結べと申すのか?」 李氏朝鮮王朝第14代国王の宣祖は、右議政の柳成龍に向かって驚きの声を上げる。史実では1590年に右議政となった柳... 2024.07.14 天下百年の計?
天下百年の計? 第708話 『琉球州誕生か』 天正十二年四月二十六日(1583/6/16) 諫早城 前回の会議で決まった新政府の歳入を調べ上げた。補助金を支払った残りの純粋な歳入だ。 小佐々州……553,346貫 織田州……219,912貫 武田州……76,758貫 北条州……74,3... 2024.07.03 天下百年の計?
年表・統治機構 新政府統治機構 小佐々家……肥前州(以下内訳) ■中国地方……長門県(以下県)・周防・安芸・石見・出雲・隠岐・伯耆・因幡・但馬・美作・播磨・備前・備中・備後。 中国総督府・安芸吉田郡山(総督:毛利輝元)。 ■四国地方……讃岐県(以下県)・阿波・土佐・伊予・... 2024.07.01 年表・統治機構
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第692話 『ウラジオストク(北領掌)、オホーツク(狩海)、ペトロパブロフスク・カムチャツキー(勘察加市)』 天正十年十二月十二日(1582/1/6) 織田信忠はスペインとの海戦以降、信長の命により美濃に戻り、家督を継いでいた。織田家の当主としてはまだ3年目ではあったが、信長は徐々に権限を委譲していったのだ。 これは何も信忠に限った事ではない。 小... 2024.06.12 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第662話 『海軍の再編成と陸軍の再編成。増員と人事異動』(1579/1/19) 天正七年十二月二十二日(1579/1/19) 諫早城 純正はフィリピン戦を見据えて、陸軍を8個師団編制、海軍を8個艦隊編制とする予定であった。 しかし勝利したものの、明への対応も含め、スペインがいつ盛り返してくるか分からない。そのため3個師... 2024.05.13 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第658話 『税制の改革と払い下げ。省庁再編と新規の設備投資』(1578/10/22) 天正七年九月二十二日(1578/10/22) 諫早城 <純正> 終わった……。5~6年後と考えていたスペイン戦が終わって、南方の脅威は去ったな。明も、まあよっぽどの事がないと行動は起こさないだろう。いま単独で俺たちに攻めてくるメリットがない... 2024.05.09 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第656話 『対スペイン戦の反省と軍事改革と再編成』(1578/8/12) 天正七年七月九日(1578/8/12) 純正はマニラにて戦勝の祝賀会を行った。 本土に戻ってからもっと盛大な祝賀会があるだろうが、全員を連れて帰るわけにはいかない。そこでマニラに残る艦隊と陸軍のために開いたのだ。捕虜も同じである。 捕虜収... 2024.05.07 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第634話 『織田水軍から織田海軍へ、イスパニア情報の収集』(1577/10/13) 天正六年九月二日(1577/10/13) 岐阜城「何? 小佐々から参陣の求めが来ただと?」「は、これよりイスパニアなる南蛮の国と戦をするゆえ、海軍の参陣を求めると。水軍とは呼ばず、海軍と。されど強いるものではなく、判は委ねるとのことで、その... 2024.04.13 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第632話 『開戦か交渉か』織田と同盟国と北条と(1577/8/16) 天正六年|閏《うるう》七月二十五日(1577/8/16) 諫早城 <純正> 転生して15年。ようやくなんとか平和になってきたと思ったのに、上杉に北条、そしてまたスペインって。なんでみんな、戦争しに出るかなあ。 攻められないようにするために、... 2024.04.10 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第631話 『開戦か交渉か』(1577/8/15) 天正六年閏うるう七月二十四日(1577/8/15) 諫早城「御屋形様、それがしは開戦の時と存じます」 会議が始まって、純正は全員に南遣艦隊からの通信文を見せた。 発 第一艦隊司令長官 宛 御屋形様 秘メ 明国 張居正 ト イスパニア 使者 ... 2024.04.09 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第628話 『明とスペインの共同戦略。小佐々戦、開戦までのリミット』(1577/2/21) 天正六年二月四日(1577/2/21) マカオ(澳門)「首輔様、イスパニアの使者がお目通りを願っております」「うむ」 紫禁城にて張居正と面会し、万暦帝との謁見を済ませたフィリピン総督の使者は、定期的に明を訪れていた。今回はマカオに視察にきて... 2024.04.05 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第622話 『織田家の聖アルメイダ大学卒業生と、在諫早大学生』 (1575/10/17) 天正四年九月十四日(1575/10/17) 岐阜城 6年前の永禄十二年に小佐々領へ向かった留学生のうち、大学の部の9名は卒業し、2年前に帰ってきていた。信長の命で『岐阜大学』を設立したのだ。 また彼らは、織田領内では小学・中学・高校という教... 2024.03.28 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第619話 琉球王国、日本(小佐々)に冊封? 明西同盟成立と揺れ動く極東情勢(1575/2/20) 天正四年一月十日(1575/2/20) 諫早城景轍てつ玄蘇は明・朝鮮・琉球・東南アジア・ポルトガル・スペイン他欧州など国外の渉外を管轄している責任者である。「玄蘇よ、その琉球がいかがした?」「は。いよいよもって琉球の明離れが著しく、明の冊封... 2024.03.24 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
内政拡充技術革新と新たなる大戦への備え 第593話 女真派遣団の帰国と蝦夷地開拓 天正二年四月十二日(1573/5/23) 諫早城 二年前の夏に始まった蝦夷地の開拓と入植は順調に進んでいた。 蝦夷地交易を独占的に任せている太田和屋弥次郎の交易船の運航とあわせて、人員の輸送も行われたのだ。 まずは大首長チパパタインの勢力圏... 2024.02.25 内政拡充技術革新と新たなる大戦への備え
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む 第530話 はたして上杉謙信に小佐々純正は勝てるのだろうか? 天正元年(元亀三年・1572) 三月二十七日 京都 大使館 小佐々純正 さて、今の状況を整理してみよう。どうだろうか? まず、初動が遅れた事は否めない。今まで俺は軍事行動では先手先手を打ってきた。 しかし今回に限っては、状況判断が甘く遅かっ... 2023.12.28 対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む 第521話 『上杉謙信と武田信玄 戦国のカリスマと純正の外交戦略』 天正元年 三月十七日 越中射水いみず郡 守山城(富山県高岡市東海老坂)「申し上げます。小佐々権中納言様が郎党ろうとう(家臣)、日高甲斐守と仰せの方がお見えです」「なんと? 今一度申せ」「は、権中納言様が郎党、日高甲斐守様、お見えにございます... 2023.12.20 対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む 第520話 対上杉謙信 純正の調略と荷留・津留の経済封鎖 天正元年(元亀三年・1572年) 三月十六日 京都 大使館 純正は謙信が話し合いに応じ、戦う事なく拮抗状態が維持できればと考えていたが、やはりそれは出来なかった。 第二師団には尾張より木曽川を上って飛騨に入り、越中との国境である塩屋城にて... 2023.12.19 対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む 第518話 軍神・上杉謙信との対決 島津義弘はじめ島津家はやはり戦闘民族だった? 天正元年 三月十四日 能登国鹿島郡 在能所口湊番所 原田孫七郎は能登在番として、七尾城への兵糧の搬入と、それを隠れ蓑にして鉄砲、武具、弾薬などの搬入も行っていた。 ちなみに滞在と活動資金に関しては、能登を通る小佐々商人から受け取っている。 ... 2023.12.17 対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む
緊迫の極東と、より東へ 第512話 能登にて七人衆との会談と、岐阜での一節 天正元年(元亀三年・1572年) 三月五日 能登国 |鳳至《ふげし》郡 天堂城 純正一行は天堂城下で昨日歓待を受け、翌日登城して改めて挨拶を受けた。「畠山修理大夫義慶よしのりにございます。権中納言様におかれましては、ことさら西国より能登まで... 2023.12.11 緊迫の極東と、より東へ
緊迫の極東と、より東へ 第490話 台湾総督若林中務少輔鎮興、明国使節と相対す。 元亀二年 十一月二十六日 結局、石山本願寺は武器弾薬を破棄し、起請文を書いて信長に一万四千貫を支払うことで和睦を結んだ。 聖職者が起請文などおかしな話ではあるが、武装解除と起請文は信長の譲れない条件だったのだ。 起請文はいわゆる約束事を記し... 2023.11.20 緊迫の極東と、より東へ
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第487話 北条 MEETS イスパニア 1571年(元亀二年) 11月12日 ヌエバ・エスパーニャ メキシコシティ 遣フィリピーナ艦隊士官、ホセ・デ・エステバンによって、ヌエバ・エスパーニャ副王マルティン・エンリケス・デ・アルマンサの前に連れてこられたのは、ルイス・デ・カルデナス... 2023.11.16 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第465話 小佐々純久とグネッキ・ソルディ・オルガンティノ 元亀二年 七月十六日 京都 大使館「おお、これはオルガンティノ殿、久しいですね。どうされたのですか?」 京都でフロイスとともに布教をしているオルガンティノが訪問してきた。 オルガンティノはイエズス会の宣教師で司祭である。 昨年の元亀元年に来... 2023.10.25 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第460話 海軍再建計画と山陰山陽大街道計画 元亀二年 五月二十四日 姫路城 純正は五月十二日には塩置城に入り、赤松義祐と三木道有の仕置をした。 すでに毛利・小早川・三村の連合軍は、播磨北部の国人を制圧して城下に集まっており、宇喜多・陸軍連合軍も沿岸の城を制圧して集結していた。「みな、... 2023.10.22 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第458話 抜本的な海軍戦術思考の見直しと、三方ヶ原の幽霊 元亀二年 五月九日「はあぁぁぁ! ? 馬鹿な! ありえんありえんありえんありえん!」 純正はその二つの報告を聞いた時に、怒鳴るとも叫ぶとも表し難い大声を出して立ち上がった。幕舎の中に居並ぶ面々はもちろんのこと、周辺の近習や兵士が、何事かと入... 2023.10.20 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰西国王小佐々純正と第三勢力
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第450話 雑賀党と太田党、そして西国では嵐の前の静けさ 元亀二年 三月二十一日 京都大使館「さて、まったく変なやつだと昔から思っていたが、その変わったやつが、ここまで家中を大きくしたのだからな。こたびの差配も、考えたら的を得ている」 小佐々治部少丞純久は、純正の書状をみながら、つぶやく。 信玄の... 2023.10.12 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第449話 御教書発給と将軍義昭の御内書疑惑 元亀二年 三月十一日 諫早城 発 純久 宛 近衛中将 秘メ ◯三◯三 信玄 兵越峠ヨリ 遠江 入レリ 山県 秋山 奧三河 侵攻セリ 徳川 浜松ニテ 籠城 織田ノ 援軍 待テリ 秘メ ◯三◯六「直茂よ、弾正忠殿はいま、どのあたりであろうか? ... 2023.10.11 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第448話 信玄、動く。 元亀二年 三月四日 諫早城 発 純久 宛 近衛中将 秘メ ◯二二六 信玄 甲府ヲ 発テリ 東美濃ヨリ 三河 ナラビニ 駿河ヨリ 遠江ヘ 二手ニ ワカレ 進ム模樣 コノ報セ 弾正忠様ニモ 送リケリ 秘メ ◯三◯一 京都大使館の純正から、信玄が... 2023.10.10 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第447話 西国の火種と東美濃の争乱。そして山家三方衆 元亀二年 二月二十五日 三ヶ月前の元亀元年十一月、新しい西国の枠組みが決まった。 一万石から三万石の国人の多くが純正の提案を受け入れ、知行地を大幅に減らし、俸祿にて仕えることを選んだのだ。 しかし、領民やその下の家臣たちも、たかだか三ヶ月で... 2023.10.09 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第441話 天下分け目の策謀 元亀元年 十二月八日 信長は純正と会談した後、十二月に入って再び伊勢長島へ入った。 一向一揆が鎮圧されたのは、そのすぐ後である。 文字通りの殲滅戦であり、兵糧攻めのあと最後の長島城に一揆衆をあつめ、降伏後、根切りにしたのである。 戦後処理を... 2023.10.05 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰