北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第645話 『イスパニアの戦力とその動向』 天正七年四月二十八日 レイテ島 カバリアン湾 スペイン軍基地 「危険です! 私の部隊の見張りの報告では、湾の入り口付近で多数の艦影を見たとのこと。もし、我らがここにいることを知られたならば、敵はこぞって攻めてまいりますぞ!」 フアン・デ・... 2024.04.25 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第638話 『調略、そして調略』(1578/3/2) 天正七年一月十四日(1578/3/2) 呂宋国 カラバルソン地方 当たり前だが、小佐々家はスペインとの国交はない。 それでも以前から現地住民とは交易してきた。緩衝地帯ではないが、情報収取を含めて常日ごろからコンタクトをとっておくことで、... 2024.04.18 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
新たなる戦乱の幕開け 第416話 肥葡修好通商条約と肥葡安全保障条約 元亀元年(1570年)十月 リスボン王宮 親愛なるセバスティアン一世陛下 日ノ本における九州王、小佐々純正です。現在私は東インドのメニイラ(マニラ)において、多様な民族とともに共存共栄の道を歩んでおります。 陛下に対して深い敬意と感謝... 2023.09.19 新たなる戦乱の幕開け
西国の動乱、まだ止まぬ 第375話 かかった火の粉がいつの間にか四百万石 永禄十二年 十一月十六日 諫早城 純正は各方面から届けられる書状や通信文書を読みながら、定例会議を開いて今後の対策を考えていた。 空閑三河守、藤原千方(親)、鍋島直茂、尾和谷弥三郎、佐志方庄兵衛の五人が傍らにいる。そして閣僚の面々。 「... 2023.08.23 西国の動乱、まだ止まぬ
西国の動乱、まだ止まぬ 第362話 vs.スペイン②サラゴサ条約とポルトガルとの連合 永禄十二年 十一月一日 諫早城 純正の誤算が二つあった。それはスペイン軍の兵力の過小評価と、友好条約を結んだ勢力が、各地域の主力の王ではなかった事だ。 スペイン軍の兵力は三百、多くても五百程度だと予想していた。 多くても五百なら、三千... 2023.08.14 西国の動乱、まだ止まぬ