八紘共栄圏を目指して 第844話 『渓谷の戦い』 慶長二年十月二十九日(西暦1597年12月20日)「隊長~。いつまで続けるんすか? もう2か月たちますよ」 スペイン王国ペルー副王領の兵士が愚痴をこぼした。 ビルカバンバのインカ帝国残党に対する攻撃部隊の兵士である。 インカ帝国は、1533... 2025.03.27 八紘共栄圏を目指して
八紘共栄圏を目指して 第839話 『あり得ぬこと』 慶長二年二月二十二日(1597/4/8) ポルトガル リスボン 肥前国大使館「ほう……謝罪ですか」 謝罪の言葉では足りないが、国の威信と誇りに関わる問題だと親ちかしは考え、もう少し話を聞いてみようと思った。 それにしても、グスマンの変わり身... 2025.03.17 八紘共栄圏を目指して
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第623話 『中浦ジュリアンの元服と洗礼。遣欧使節団?』(1576/1/18) 天正四年十二月十八日(1576/1/18) 諫早城寒く、それでも晴れ渡った天気のもと、数えで14歳になる中浦小佐々甚吾じんご(中浦ジュリアン)の元服式が行われた。小佐々甚吾純吉である。本来は純正の姉である幸の息子、幸若丸の元服式と同時に行わ... 2024.03.30 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
緊迫の極東と、より東へ 第506話 武田勝頼へのKDA(小佐々家開発援助)と有用微生物群(EM) 天正元年(元亀三年・1572年) 二月二十日 甲斐国と言えば黒川金山、黒川金山と言えば戦国の武田家を支えた甲州金を産出した金山として有名である。 信玄の代に最盛期を迎えた黒川金山であるが、勝頼の代にはその産出量も減り、衰退しつつあった。黒... 2023.12.05 緊迫の極東と、より東へ
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第465話 小佐々純久とグネッキ・ソルディ・オルガンティノ 元亀二年 七月十六日 京都 大使館「おお、これはオルガンティノ殿、久しいですね。どうされたのですか?」 京都でフロイスとともに布教をしているオルガンティノが訪問してきた。 オルガンティノはイエズス会の宣教師で司祭である。 昨年の元亀元年に来... 2023.10.25 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第463話 イエズス会とイスパニアと小笠原諸島 元亀二年 七月十二日 小笠原諸島 父島『¡Ey! ¡Mirar! ¡Puedo ver el barco! ¡Parece que se dirige hacia aquí!』(おーい! 見てみろ! 船が見えるぞ! こっちに向かっているよ... 2023.10.24 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第446話 信長の越前攻め 元亀二年 二月八日 岐阜城「時は来た。いざ越前へ攻め入るぞ」。 満を持した信長の号令の下、一次侵攻の時と同じように、浅井長政の一万とあわせて、合計六万の軍勢が越前に攻め入ったのだ。 浅井長政軍を主力とした一万五千の兵が敦賀口から金ヶ崎城へ、... 2023.10.09 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第445話 元亀二年と遠洋航海、バンテン王国より東へ。 元亀二年 元旦 諫早城 元旦の年賀の挨拶には、年々増加の一途をたどる来賓の数に対応するため建てられた、巨大な迎賓館が使用された。100人や200人ではない。 純正はまず、午前中を空け、家族や親族との対面に時間を割いた。父親はいつまでたっても... 2023.10.08 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第443話 通訳を求めて堺へ。紙屋甚六の旅 元亀元年 十二月二十三日 大和国(奈良県)「やはり遠いですな、大和は。ここからさらに京に堺にとなると、さらに遠い。そしてこのたびのお役目は、難儀な事ですなあ」 そうやって同行者に愚痴をこぼす者がいる。 相模国小田原の紙商人の紙屋甚六である。... 2023.10.06 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
新たなる戦乱の幕開け 第406話 正確な時計とライフル銃と気球と石炭ガスにコークス① 元亀元年 六月のある日 諫早城 時計製作研究会 小佐々領内では、永禄五年(1562年)に南蛮船が横瀬に寄港してから、機械式時計の研究と開発が進められてきた。 最初に宣教師よりもたらされた時計には分針がなく、一日に半刻(1時間)以上のズレが生... 2023.09.13 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第387話 vs.スペイン③マニラ侵攻 永禄十二年(1570年) 十二月二十二日(1月28日) 諫早城 予想どおり十二月に入って、スペインがマニラに侵攻してきた。スペイン軍の司令官は大隊長マルティン・デ・ゴイチ。 兵士 100 名とビサヤ人(フィリピン中部セブ島エリア)の協力者 ... 2023.08.30 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第385話 1568年のポルトガルとフリントロック銃 遡ること一年、1568年8月 リスボン王宮 永禄十年(1567年)に派遣した第六回遣欧留学生の代表者が、ポルトガル国王セバスティアン一世に謁見した。 セバスティアン一世にとっては、日本人の留学生の使者に会うのは六回目であるが、滞在している留... 2023.08.29 新たなる戦乱の幕開け
対島津戦略と台湾領有へ 第290話 ルイス・フロイス meets with 信長 永禄十二年 四月 京都 妙覚寺 数日前二条城の造営をしている現場を視察に行った際に、信長は布教をしている宣教師の一行に出会った。 それを見て信長は思い出した。 フロイスという宣教師が訪ねて来たら、話を聞いてほしいと小佐々純正から紹介されてい... 2023.07.14 対島津戦略と台湾領有へ
北九州を二分する 二つの二虎競食の計 第160話 対信長外交団③ 永禄十年 十一月 堺湊 鍋島直茂「それはいったいどういう事でしょうか」 私は聞いた。「はい、堺湊はご存知のように奈良平安の昔から、隋や唐への使臣派遣や貿易、国中の産物が行き交う湊として賑わってまいりました」 私と常陸介どのは真剣に聞いている... 2023.05.23 北九州を二分する 二つの二虎競食の計
北九州を二分する 二つの二虎競食の計 第155話 トーレスとマカオ市長とインド総督と 永禄十年 十月 小佐々城 小佐々弾正大弼純正 東南アジアとインド洋、そしてアフリカ東岸・西岸の航行の自由を確保するために、有力者のお墨付きが必要だ。 トーレスとは久しぶりに合う。以前は豊後府内を根拠地に布教をしていたが、今年の始めに居を移し... 2023.05.22 北九州を二分する 二つの二虎競食の計
横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に 第57話 キリストVS仏教 白熱?の彼杵問答 永禄五年 九月 沢森城 太田小平太 殿は戦を嫌われております。もちろん、某も嫌いにございます。 他国になめられない様に国力を高め、調略によって情報を集め盟を駆使し、なるべく他国に攻め入らなくても済む様に、とお考えです。 しかし、世はそのよう... 2023.05.01 横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第50話 横瀬港の整備と石原岳堡塁 豊後に忍ばせてあった石宗衆から報告があった。 大友宗麟が横瀬浦への誘致に前向きらしい。いいニュースだ! 石宗衆の報告は定期的に千方に集められ、俺に伝わる。 正式に抱えて以来、資金の援助は惜しんでいない。各大名の城下町はもちろん、京大阪は特に... 2023.04.30 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第41話 戦乱の足音 藤原千方の報告 「千方か、入れ」「はは」 相手が千方だと無駄な話がない。性格が生真面目、ではなく、主従の関係がそうさせているのだろう。「それで、どうであった?」 言葉少なに聞く。「は、されば先日の曲者ですが、やはり針尾伊賀守の手の者に間違いございません。昨... 2023.04.21 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第37話 民部大輔、大村純忠 永禄四年(1561年)九月 大村館 沢森政忠「平九郎よ。おぬしの言った通りになったのう」。 八月、宮の前事件は、史実通りに起きた。本当は事件前に、準備万端で横瀬浦誘致を進める予定だったけど、仕方ない。「は、また今回の件は、三年前の宣教師ガス... 2023.04.19 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。 第14話 賢者のはったり 「平戸の南蛮船誘致と武力の利用」 「あいわかった!」 ……え? わかったの?「わかったが、納得したわけではないぞ」 いたずらっこみたいな顔で親父が続ける。いくつなんだよこのひと。それを見て、母はそっと父に寄り添う。(あなたのそういうところが大好きなの! ってオーラ出しまく... 2023.04.07 歴史改変仕方ない。やること多すぎです。
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。 第4話 宮の前事件と平戸の南蛮船〜永禄4年の謎に迫る〜 永禄4年4月 沢森城 自室にて ※宮の前事件※ 永禄四年(1561年)八月、長崎県平戸(以降平戸と記述)に停泊中の、ポルトガル船のフェルナン・デ・ソーザ船長と16名の乗組員が平戸港宮前で殺害された事件。 多分、商取引のトラブルが原因で起き... 2023.04.02 歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。
人物紹介 人物紹介②(12話~50話) ( )内は転生時、永禄4年(1561年)時点での数え年齢です。基本的に架空・史実の両方記載しますが、史実の人物の生没年、内容、記載の有無は筆者の任意なのでご了承ください。※は史実人物(本作ストーリー上内容修正あり)沢森吉野(32)沢森平九郎... 2023.03.02 人物紹介