転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第278話 『久光の幕政改革』 文久二年四月二十九日(1862/5/27) 発 次郎蔵人 宛 御大老 先日 島津三郎様 兵千ヲ率イテ上洛セリ 幕政ノ改革ヲ求メルモノナリ 次郎はそう幕府に報告しようと考えたが、止めた。よくよく考えたら次郎は幕臣ではない。それに久光は攘... 2024.11.15 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第169話 『次郎を呼べよ』 嘉永六年九月二十四日(1853年10月26日) 「それで讃岐様、琉球はいかなる仕儀に御座いましょうや」 「うむ、なんとか大村家中の御助力のお陰で面目を保つ事ができた。然れど以後如何いかが致すかは、よくよく考えねばならぬ」 讃岐とは島津家... 2024.07.16 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第610話 駿河~伊豆大島~安房航路(1574/9/24) 天正三年九月十日(1574/9/24) 七月の里見義弘による発議のあと、後方支援を受けられると分かった里見軍は、下総の北条勢の城へ襲いかかった。 もともと下総は、千葉氏を中心として他の国人衆がまとまっていたのだが、そこに先代の里見義... 2024.03.15 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
内政拡充技術革新と新たなる大戦への備え 第585話 合議制による銭の力で日ノ本一統。(1572/12/05) 天正元年 十一月一日(1572/12/05) 諫早城 「すなわち知行ではなく、銭にて報いると?」 「その通り」 「然されど、銭の配分なり、いずれの大名に如何いかに銭をまわすかなど、後々差し障りがございませぬか?」 「無用じゃ」 純正には... 2024.02.16 内政拡充技術革新と新たなる大戦への備え
西国の動乱、まだ止まぬ 第353話 予土戦役、黒瀬城攻防戦①恐るべき元黒瀬七城と新しき防衛戦法 永禄十二年 十月二十三日 伊予南西部 宇和郡 伊予の国人の調略は順調に進んでいたものの、西園寺の攻略が遅々として進んでいなかった。 宗麟の本隊は宿毛城から伊予に入った。 別働隊は鷲が森城より伊予に入っていたのだが、敵の防御が妙だった... 2023.08.09 西国の動乱、まだ止まぬ