応仁

北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。

第612話 難航、講和会議(1574/10/25)

天正三年十月十一日(1574/10/25)  北条勢は常陸方面軍と下野方面軍とに分かれ、同時に北上していた。  佐竹と宇都宮は同盟を結んでいたが、宇都宮は宿敵である那須家と北の蘆名、そして南の結城に包囲されており、連携がとれずに各個撃破され...
西国の動乱、まだ止まぬ

第373話 土佐安芸郡一揆⑤陰のフィクサー?小佐々治部少丞純久

永禄十二年 十一月十五日 京都 室町御所 「公方様、小佐々弾正大弼純正が家臣、小佐々治部少丞純久にございます」  純久は京都にあって大使として各国(各勢力)の重要人物と会うことが多いが、義昭は少し面倒くさいので、必要最小限にしていたのだ。 ...
対島津戦略と台湾領有へ

第289話 従四位上検非違使別当叙任と将軍義昭と信長②

永禄十二年 四月 京都 信長の滞陣先 妙覚寺 「久しいな弾正大弼殿、いや、様の方がいいかな。息災であったか。ああそうだ、どうだ、五人は? 三月のはじめには着いておるだろう?」  相変わらずだなこの人は、と思いつつ純正は答えた。 「ありがとう...
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。

第20話 新型帆船?! 蛎浦の海戦②

太田の港に降りていくと、人でごった返していた。 叔父の利三郎政直と忠右衛門藤政がテキパキと指示をあたえている。 「よし、乗り込むぞ。平九郎は俺と一緒にこい」 「はい!」 と元気よく返事をして親父のあとについていく。 あ! 思わず息をのんだ。...