対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む 第569話 難航する交渉と上杉小佐々代理戦争の余波 天正元年(1572) 四月十五日 富山城 「……他国に軍いくさに出ず、守るに要るだけの最も少なき軍旅を養えればよい、と分きたる(理解している)が、よろしいか」 利三郎のこの言葉が頭から離れない須田満親は、難航した初日を振り返って二日目... 2024.01.31 対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む 第568話 フェリペ二世の世界戦略と庄川の戦いの結末へ 天正元年(1572) 四月十四日 イスパニア マドリード王宮 「それが……明のさらに東、ジパングの艦隊にございます」 「……使者よ、余は真実を申せと言ったのだ。……嘘やデタラメを申せと言うたのではないぞ!」 フェリペ二世は傍らにあったオ... 2024.01.30 対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む
新たなる戦乱の幕開け 第417話 浦上宗景の戦略と宇喜多直家の運命 元亀元年 十月一日 諫早城 発 純久 宛 総司令部 秘メ 公方様 各地ノ大名へ 書状ヲ送レリ マタ 本願寺ヨリ 幕府ヘ 長島ノ戦 和睦ノ 調停 要請アリ ト 認ム。 マタ 浅井ノ 軍勢ハ 丹後ヲ 順当二 制シテイル 模様 秘メ 和睦... 2023.09.20 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第415話 小海城山城会談~毛利につくか小佐々につくか~ 元亀元年 九月二十五日 発 純久 宛 総司令部 秘メ 織田軍 一揆勢ヲ 五ツノ城二 追ヒ詰メリ 砲撃後 敵降伏ヲ 申シ出ルモ許サジ 兵糧攻メノ模様 殲滅モ近シ 浅井軍 丹後ニテ 加佐郡竹野郡ノ国人 刻ヲ同ジクシテ蜂起 一色勢ヲ追イ... 2023.09.19 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第400話 三好家長老、三好長逸の決断と分裂 元亀元年 五月十八日 ※三好三人衆への純正の降伏勧告は議論を呼んだ。本来、和議というのはお互いに交渉し、条件の折り合いをつけて戦闘行為を終了させる事である。 しかし純正のこれは和議ではなく、あきらかに無条件降伏に近いものであった。 一... 2023.09.08 新たなる戦乱の幕開け
肥薩戦争と四国戦役 第343話 肥薩戦争⑫無条件降伏か滅亡か 四百年の名門島津家の危機 永禄十二年(1569) 十月十三日 巳の三つ刻(1000) 内城沖 金剛丸 「それで始めましょうか」 外務大臣の利三郎が話を進めようとする。小佐々側は純正と利三郎、鍋島直茂に尾和谷弥三郎、佐志方庄兵衛である。 島津側は義久に義弘、歳久... 2023.08.05 肥薩戦争と四国戦役
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第43話 山内二十六ヶ山の総領 神代勝利 肥前国 波佐見 内海城 神代勝利 「お初に御意を得まする。沢森平九郎政忠にございます。」 若いな、息子長良より一回り下位か。 内海殿と私は同時に挨拶をし、まずは内海殿がこの若い彼杵の領主に話しかけた。 「堅苦しい挨拶は良い。先だってから... 2023.04.25 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第42話 永禄四年末評定 十年戦略策定と短期目標 永禄四年十二月 沢森城 沢森政忠 年末を迎えるにあたって、家臣を一堂に集めて評定を行った。今後は定期的に行おう。 当主 沢森政忠 親族衆 筆頭 沢森政種(父) 親族衆 外交方 沢森政直(次男・政忠の叔父) 親族衆 殖産・技術方 ... 2023.04.25 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート