助力

西国の動乱、まだ止まぬ

第354話 予土戦役、黒瀬城攻防戦②毛利元就が生きていたならば

永禄十二年 十月二十三日 安芸 吉田郡山城「なに! それは誠なのか? 誠に負けたのか?」 世鬼衆の報告を受け、毛利輝元はじめ小早川隆景や吉川元春は驚きを隠せない。しかしその驚きは、負けたという事にではない、こんなにも早く決着がついた、という...
肥薩戦争と四国戦役

第345話 戦国九州のポツダム宣言とヤルタ会談??

永禄十二年(1569) 十月十九日 巳一つ刻(0900) 日向国紫波州崎村(宮崎市折生迫)  洋室、洋間がある城は、おそらく諫早城だけであろう。もしかすると岐阜城にもあったかもしれないが、知る由もない。種子島城にはもちろん洋室はないが、諫早...
北九州を二分する 二つの二虎競食の計

第185話 三好義継と松永久秀

同年 五月 信貴山城 松永弾正久秀「申し上げます。小佐々肥前守と申す者から書状が届いております」 なに? 小佐々? 聞いた事はある。遠く九州の地で勢いがあり、肥前・筑前・筑後、そして北肥後も支配下にいれたという。 朝廷や幕府に献金をしてきて...
肥前争乱、淘汰するものされるもの

第92話 龍第造寺、須古城を攻める。

永禄七年 十月 佐賀龍造寺城「出陣じゃ。須古城を落とす」少弐氏滅亡後の事後処理をすばやく終わらせ、稲の刈り取りを待っての出陣である。鍋島直茂はじめ副島左近充、広橋信了のぶひろ、納富のうとみ信景などあわせ、六千名である。「わはははは! 平井経...
5強まであと7,000石(現在36,824石)

第88話 宇久純定という男

永禄七年 二月 五島江川城 宇久純定 五島は宇久純定(39)が統治していた。親平戸松浦勢力である。 いや、だったが正解だ。 純定の祖父が家臣の謀反で死に、父が逃亡先の平戸で育って、隆信の父興信の代に援助を受けて取り返したのだ。 しかし息子の...
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート

第48話 永禄五年 大友義鎮、動く

同年 四月 沢森城 沢森政忠「大友義鎮は少弐家を再興すべく、少弐政興を擁立いたしました」 やっぱりかあ!  千方の報告に、文字通りの感情が湧き上がった。これからいよいよきな臭くなるぞ。一歩間違えば家が潰れる。 最悪、相神浦や大村が潰れても、...
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート

第36話 針尾伊賀守の苛立ち

同年 七月 驚いた。まさか本当に、こんなに早く利益を出すとは。 最高級の椿油を五島から仕入れて作ったので、原価が十倍に跳ね上がった。しかし、売価も跳ね上がったので、利益も当然あがる。(椿、栽培しよう♪多分ほぼ全国域で育つから問題ないはず)。...
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート

第29話 利三郎と忠右衛門

永禄四年(1561年) 五月 岳の城 沢森利三郎政直 どたどたどたどたどた!  忠右衛門と二人で主殿に向かう。なんでまた、いきなりなんだ?「殿!」「殿!」 主殿の下座には先日家督を相続したばかりのわが殿、平九郎様がいらっしゃった。我らが中に...
年表・統治機構

1571年~1575年(忘備録)

元亀二年(1571年)1月籠手田艦隊 バンテン国王謁見2月信長越前攻め3月信玄西上作戦実行海軍兵学校・陸軍士官学校第六期生卒業純アルメイダ大学第四期生卒業4月山陰山陽にて反乱マニラにてスペイン艦隊ならびに上陸軍との戦いにて敵艦隊壊滅させるも...