東と西の転生者 第756話 『フアン・デ・サルセードとマルティン・デ・ゴイチ ―大日本国産業事情視察録―』 天正十八年十一月十六日(1589/12/23) <フアン・デ・サルセード> フアン・デ・サルセード 記(40歳、第2次フィリピン海戦当時29歳) 11年前、私とマルティンは第2次フィリピン海戦の敗将として肥前国に連れてこられた。 私は... 2024.10.25 東と西の転生者
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第221話 『条約と朝廷とベッセマー転炉』 安政五年六月十九日(1858/7/29) 歴史は、ハリスの思惑通りに進んだ。 6月に入ってのアロー戦争の休戦を受け、日本に恫喝どうかつとも予言とも、提案とも取れる条約締結の要求が示され、幕府は抗う事ができない状況となったのだ。 しか... 2024.09.06 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
小佐々家の状況 天正八年五月十一日(1579/6/5) 小佐々家の状況 -小佐々家の状況- 戦略会議室 ・明国とは現状維持を図り、女真族との友好路線を継続。東南アジアにおいては再度のスペインの侵攻に備える。国内では既存地域の殖産興業と北方資源開拓。 ・奥州諸大名の大同盟参加と、北条への上洛要請。 財務... 2024.05.21 小佐々家の状況
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第670話 『氏政の考えと御館の乱。そしてようやく雷酸水銀』(1579/6/5) 天正八年五月十一日(1579/6/5) 京都 大使館 「構いなし、か」 純久は純正からの通信を読んで一言つぶやいた。 要するに主眼が北条への上洛要請であり、上杉に関しては関知しないという事だが、この時点で付き合いはないので、どっちの味... 2024.05.21 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第669話 『上杉景勝と上杉景虎。そして氏政への上洛命令』(1579/5/27) 天正八年五月二日(1579/5/27) 越後の龍、上杉謙信が死んだ。その知らせは越後のみならず近隣諸国に知れ渡り、周辺の諸大名はその動静を固唾を呑んで見守り、あるいは行動に移した。 が、今世は違った。 純正が信長と同じ立場で東に武田... 2024.05.20 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第668話 『小田原城の北条氏政と椎津城と佐貫城』 天正八年四月五日(1579/5/1) 夕刻 小田原城 小田原城は天下の堅城。総構えの城は何重もの広大な堀に囲まれ、その中に街がある。史実では豊臣秀吉の小田原攻めを前に構築されたようだが、今世ではすでに出来上がっていた。 「こりゃあ大したも... 2024.05.19 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第667話 『磯根崎沖海戦』(1579/4/30) 天正八年四月五日(1579/4/30) 未一つ刻(1300) 上総竹岡湊沖~磯根崎沖 「艦橋-見張り」 「はい艦橋」 「右六十度、距離三○(3km・海軍ではメートル法基準)、小舟多数。南に向かっている」 見張りの報告を受けた艦長をはじめと... 2024.05.18 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第666話 『北条軍上総上陸! 義重軍防戦一方となる』(1579/4/30) 天正八年四月五日(1579/4/30) 上総 椎津城 「申し上げます! 敵襲! 北条にございます!」 「なにい! ? 数は?」 「数は不明! まず先手として千葉の二千が国境を越えて向かって来ております!」 「急ぎ備えを固めよ! 久留里城に... 2024.05.17 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第665話 『房総騒乱、義頼起つ』(1579/4/25) 天正八年三月三十日(1579/4/25) 久留里城 義弘没後 四十九日 義弘の四十九日の法要が終わった。 元服し里見義重となった梅王丸の前に立ち、一礼して去る一団があった。里見義尭たかの息子で義弘の弟であり、義重が生まれるまでは義弘の養... 2024.05.16 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第660話 『明国と北条』(1578/12/2) 遡って天正七年八月十七日(1578/9/18) 「申し上げます! 呂宋にて、シーバンニャ(西班牙・Hispania・イスパニア)艦隊壊滅! 小佐々に敗れたそうでございます!」 紫禁城にて首輔である張居正は忙しく業務をこなしていた。 税... 2024.05.11 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第658話 『税制の改革と払い下げ。省庁再編と新規の設備投資』(1578/10/22) 天正七年九月二十二日(1578/10/22) 諫早城 <純正> 終わった……。5~6年後と考えていたスペイン戦が終わって、南方の脅威は去ったな。明も、まあよっぽどの事がないと行動は起こさないだろう。いま単独で俺たちに攻めてくるメリットがな... 2024.05.09 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第36話 針尾伊賀守の苛立ち 同年 七月 驚いた。まさか本当に、こんなに早く利益を出すとは。 最高級の椿油を五島から仕入れて作ったので、原価が十倍に跳ね上がった。しかし、売価も跳ね上がったので、利益も当然あがる。 (椿、栽培しよう♪多分ほぼ全国域で育つから問題ないは... 2023.04.19 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。 第15話 領主の決断 ~平戸の南蛮貿易と水軍の役割~ 「どういう事だ?」 親父が聞いてきた。 「大村様は周りを敵に囲まれております。東の西郷は義理の兄弟で、島原の有馬様の陣営にありますが、いつ敵方になるかわからない状況です。武雄の後藤は大村様に敵対心を持っておりますし、北の諸勢力は日和見です... 2023.04.08 歴史改変仕方ない。やること多すぎです。転生したら弱小領主の嫡男でした!!元アラフィフの戦国サバイバル