5強まであと7,000石(現在36,824石) 第83話 宮の村返せだって? あんたバカぁ?↑ 永禄六年(1563) 七月 大村館 小佐々弾正 「おお! よくぞ来た平九郎! 小佐々の家督をついだそうだな」 俺が来たのが嬉しいのか、それともなにか魂胆があるのかわからない。主殿に案内された俺は、喜々とした純忠の態度に驚いた。 日の出の... 2023.05.07 5強まであと7,000石(現在36,824石)
横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に 第79話 数字は苦手なんだけどな、文系です。 改めて、周辺の勢力図と領内の状況を分析する。 言うまでもないが、最大の勢力は龍造寺だ。 基肄郡、養父郡、三根郡、神埼郡、小城郡を治めて二十万石。それに加えて従属の江上氏が約九万石だ。 次に有馬。衰えたとは言え、直轄地で六万七千石。 ... 2023.05.06 横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に
横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に 第59話 マカオからの貿易船 永禄五年 十一月 沢森城 来た! きたきたきたきたきた~! ! 待望の船がきた! ! ! 実はマカオとの定期便に頼んでいた。 その①フランキ砲 これはもう絶対。平戸松浦も所有しているため、同数以上もしくは高性能の大砲が必要だったから... 2023.05.02 横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に
横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に 第58話 大村純忠、ドン・バルトロメオとなる。 やばい。まじやばい。嘘やろ? 早すぎるって! 来年やろ? 「本日、大村民部大輔様はじめ、家臣数名がキリシタンになるべく受洗された由にございます」 もー、なにやってるんですか純忠様! 早いですって! 俺は急いで見張り台に駆け上り、日の丸の... 2023.05.01 横瀬浦開港 敵が味方 味方が敵に
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第49話 ルイス・アルメイダ IN 横瀬浦 永禄五年 四月末 横瀬浦 来た! きたきたきたきたきた! ! ! 史実より、3ヶ月早い! 横瀬浦にルイス・デ・アルメイダが到着した。いわゆる下見? なんだろうか。で、文献通りその数日前から船も停泊している。 この時のために、できる限り... 2023.04.29 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第46話 大串の隠し金山 小佐々氏の大串金山は、大村領との国境ギリギリのところで採掘している。だから隠し金山なんだろう。海上交通税、金山、馬の放牧は小佐々の経済の屋台骨だ。 親父は何で知っている? と目を回したが、すぐに、あーなるほどね、という顔をした。そりゃ同じ... 2023.04.27 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第36話 針尾伊賀守の苛立ち 同年 七月 驚いた。まさか本当に、こんなに早く利益を出すとは。 最高級の椿油を五島から仕入れて作ったので、原価が十倍に跳ね上がった。しかし、売価も跳ね上がったので、利益も当然あがる。 (椿、栽培しよう♪多分ほぼ全国域で育つから問題ないは... 2023.04.19 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第27話 神!まじ神!!おばあちゃんの知恵袋 さて、さっきの四項目にいろいろと当てはめて考えてみよう。 一、重要で緊急性の高い仕事。 二、緊急ではないけれども重要度が高い仕事。 三、重要度は低いけれども緊急性が高い仕事。 四、重要度と緊急性が低い仕事。 この中で重要な事、それ... 2023.04.14 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第26話 転生人から674石の領主へ 家督をついだ。実感は、あまりない。儀式は滞りなく終わった。小佐々の殿様にも家督相続の報告に行ったが、喜んでくれた。親父が存命中だから、てっきり相続前に反対するかと思っていた。 ……親父め、裏から手をまわしやがったな。 親父とはあれから、... 2023.04.14 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。 第25話 26年ぶりの父との邂逅 「幸い挫滅している部分も少なく、壊疽えその心配はありません。ただ、毒素が血を巡って五臓六腑ごぞうろっぷを侵しております。持ち直したとしても、後は運を天に任せるしかありませぬ」 親父は一時は回復した。 起き上がれもしたが、また寝たきりにな... 2023.04.13 歴史改変仕方ない。やること多すぎです。
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。 第19話 海賊の誇り 初陣への覚悟 蛎浦の海戦① 四月九日 午の正刻 四半刻すぎ(正午十二時半)ごろ 部屋で具足をつけていると、どたどたどた! と廊下を早歩きしてくる音がして、聞き耳をたてる。 「殿!」 どなるでもなく、叫ぶでもなく、ある種強い確認めいた意思を感じる声を、俺は聞いたこと... 2023.04.10 歴史改変仕方ない。やること多すぎです。転生したら弱小領主の嫡男でした!!元アラフィフの戦国サバイバル
歴史改変仕方ない。やること多すぎです。 第16話 水軍拠点の城下町、ビワと農産物の可能性 沢森城は角力|灘《なだ》が一望できる丘の頂上にあった。もともと海賊の|砦《とりで》のような役割からできた城を、改修増築して現在のかたちになったようだ。 馬に乗って坂道を下る。(初めてだけど乗れたぞ! 体が覚えているのかな) これはもう、... 2023.04.08 歴史改変仕方ない。やること多すぎです。転生したら弱小領主の嫡男でした!!元アラフィフの戦国サバイバル
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。 第11話 横瀬浦の秘密 ~ 歴史改変と南蛮貿易の舞台~ たった1年とはいえ、前世では戦国時代に南蛮貿易港として賑にぎわった横瀬浦。 確か史実では横瀬浦は大村領で、来年の永禄5年(1562年)、歴史の檜ひのき舞台に姿を現す。現世ではそれさえもかなわないのか? 横瀬が沢森領になったのは去年だけど... 2023.04.06 歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。 第9話 転生した少年の覚悟―戦国時代での新たな使命と決意 「ちーちー、ちーち」 ん? なんだ? とてとてとてとて。2歳児が近寄ってきた。甥の幸若丸だ。2歳くらいって、かわいいと思わない大人がいるんだろうか? (中身だけ) 「ちーち、ちーち、だあこ、だあこ」 ん? だっこしてほしいのか? よ... 2023.04.05 歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。 第8話 美しい姉と忘れた記憶―戦国時代の兄妹の再会 永禄四年 四月 沢森城 喜々津御前の居室 沢森政忠 日差しの差し込む中庭に面した部屋のなかで、姉である喜々津御前と息子の幸若丸、そして妹の雪姫が、3人で遊んでいた。 「義姉上、今少しよろしいでしょうか?」 俺は深呼吸して声をかける。 「... 2023.04.04 歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。 第7話 転生者の目覚め―父との対話で明らかになる歴史の変遷 え? ええ? 今なんて? 横瀬浦がうちの領地? それやったらもう歴史変わってるやん! サワノモリ村の名前どころじゃないぞ! 「それはいったいどういう……?」 「どうもこうもあるか! !」 そう言って親父は、机をドン! と叩いた。 「生... 2023.04.04 歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。 第5話 戦国にて初の決断の時〜横瀬への南蛮船寄港計画〜 鋭い! 絶妙に鋭い! ベタすぎるくらい鋭い! ていうか、意味不明なこと書いてぶつぶつ言ってたら誰でも(どうした?)ってなるよね。 前世でも弟いたけど、どっちかって言うと無口で職人気質しょくにんかたぎだったから、新鮮っちゃ新鮮。……いやいや... 2023.04.03 歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。
歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。 第3話 生き残れ!若き武将の戦国九州サバイバル 永禄と言えば永禄の変! 室町幕府十三代将軍の足利義輝が、三好三人衆に殺害された事件。もうこれで戦国時代確定ね。ははは。 四年ということは、まだ始まったばかりだから当分は大丈夫かと思いきや、永禄の変は八年。 つまりあと4年で将軍義輝は暗殺... 2023.04.02 歴史改変は悪だけど、死ぬのはいやです。