転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第197話 『御公儀と大村家中-佐賀藩の二番手争い-』 安政三年二月一日(1856/3/7) 幕閣との舌戦が終わり、何とか事なきを得た次郎であったが、阿部正弘の体調が気にかかり、医師団の派遣を申し出た。立場は違えど国を思う気持ちと、相通じる部分があると感じたからだ。 もし生きていれば幕末は... 2024.08.13 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く 第112話 『お茶の仕入れ先の拡大と製茶の機械化』(1849/5/22) 嘉永二年|閏《うるう》四月一日(1849/5/22) <次郎左衛門> さて、目的のお茶3万5千斤を調達するためには、効率よく産地を回らなくちゃいけない。近場では間違いなく嬉野茶なんだけど、実は生産量的には福岡の八女茶の方が多い(ようだ)。... 2024.05.16 転生した無名藩士、幕末の動乱を生き抜く
5強まであと7,000石(現在36,824石) 第87話 空閑三河守光家、暗躍す。 永禄六年 十月 伊万里城下 「ごめんよ~」 「へい、らっしゃい! 何にしますか?」 「そうだなあ。まず酒一合と、あと、とりあえず何かみつくろって」 「かしこまりました~。酒一合におまかせ一丁~」 旅人だろうか。いくつもある飯屋で食事と一緒... 2023.05.08 5強まであと7,000石(現在36,824石)
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第41話 戦乱の足音 藤原千方の報告 「千方か、入れ」 「はは」 相手が千方だと無駄な話がない。性格が生真面目、ではなく、主従の関係がそうさせているのだろう。 「それで、どうであった?」 言葉少なに聞く。 「は、されば先日の曲者ですが、やはり針尾伊賀守の手の者に間違いござい... 2023.04.21 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート
二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート 第31話 平戸道喜と石鹸 永禄四年 六月初旬 大村城下 平戸道喜 街全体の賑わいはそれほどでもない。ごくごく普通だ。 いや、それ以下かもしれない。昨日は平戸から茶の買付で嬉野に行った後、大村の城下町で妙な物が売られている噂を聞いて、帰る前に遠出してやってきた。 ... 2023.04.16 二島五ヶ村の領主 無双≠生き延び スタート