天下百年の計? 第726話 『上知か転封か減封か』 天正十四年三月二十五日(1585/4/24) 京都「お久しゅうございます治部少輔じぶのしょう(純久)殿」「おお、これは……直江殿、これはこれは……十年以上、天正の初め以来にござろうか」 肥前国の庁舎と新政府の庁舎は近い。 そのため純久は以... 2024.07.29 天下百年の計?
技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ 第675話 『北条の返事と大同盟政府へ。ガス灯、点る』(1580/2/29) 天正九年二月十五日(1580/2/29) 京都 大使館 「北条より文が届いたが、まさに予想通りだな」 純久が言う。最近は純正が京都に詰めているので、業務は可能な限り補佐の親長や佐吉に任せている。石田一家は能力が高い。父親の正継は京都における... 2024.05.26 技術革新と内政の時、日本の内へ、外へ
北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。 第631話 『開戦か交渉か』(1577/8/15) 天正六年閏うるう七月二十四日(1577/8/15) 諫早城「御屋形様、それがしは開戦の時と存じます」 会議が始まって、純正は全員に南遣艦隊からの通信文を見せた。 発 第一艦隊司令長官 宛 御屋形様 秘メ 明国 張居正 ト イスパニア 使者 ... 2024.04.09 北条と東北。明とスペイン、欧州情勢。
対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む 第556話 純正、婦負郡南部、新川郡南西部を服属させる 天正元年(元亀三年・1572) 四月五日 京都 大使館 発 敦賀信号所 宛 権中納言 複 治部少丞 秘メ 敦賀ニテ 数多ノ 兵船 アリ 帆ノ 紋二ヨリ 奈佐 毛利 小早川 村上 他 山陰 山陽ノ 船手衆 ト 認ム 秘メ 発 権中納言 宛 敦... 2024.01.18 対上杉謙信 奥州東国をも巻き込む
緊迫の極東と、より東へ 第495話 元亀から天正へ 純正と信長、連盟での奏上と勅書 元亀三年改め天正元年(1572年) 正月 かねてからの懸案事項であった元号であるが、純正と信長の連名により昨年奏上され、天正と改められた。 本来、天正への改元は元亀四年、つまり来年に行われるはず(史実)であったが、前倒しである。 歴史が大き... 2023.11.24 緊迫の極東と、より東へ
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第460話 海軍再建計画と山陰山陽大街道計画 元亀二年 五月二十四日 姫路城 純正は五月十二日には塩置城に入り、赤松義祐と三木道有の仕置をした。 すでに毛利・小早川・三村の連合軍は、播磨北部の国人を制圧して城下に集まっており、宇喜多・陸軍連合軍も沿岸の城を制圧して集結していた。「みな、... 2023.10.22 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第457話 二俣城の陥落と三方ヶ原の戦い 元亀二年 五月九日 武田高信への仕置を終えた後、純正は鳥取城へ向かう途中で山名豊国への謁見を許し、但馬へ入った。塩冶高清が治める桐山城、芦屋城、長高連が治める林甫城がある。「初めてご尊顔を拝し奉りまする、長越前守高連にございます。近衛中将様... 2023.10.19 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第456話 不完全な信長包囲網 元亀二年 四月二十五日 因幡 鹿野城 発 純久 宛 近衛中将 秘メ 二俣城 危うし 天方城ヲハジメ 北遠江ノ 諸城 コトゴトク 落チリケリ サラニ 北条ノ 援軍アリテ 徳川 後詰メ ナラズ 一言坂ニテ 敗レリ 秘メ 三河の北東部と遠江の北部... 2023.10.18 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第450話 雑賀党と太田党、そして西国では嵐の前の静けさ 元亀二年 三月二十一日 京都大使館「さて、まったく変なやつだと昔から思っていたが、その変わったやつが、ここまで家中を大きくしたのだからな。こたびの差配も、考えたら的を得ている」 小佐々治部少丞純久は、純正の書状をみながら、つぶやく。 信玄の... 2023.10.12 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第442話 武田信玄の3つの選択肢 元亀元年 十二月二十日 甲斐の武田信玄には、どこに侵攻するか、三つの選択肢があった。一つは越後、もう一つは美濃、そしてもう一つは遠江三河である。 一つ目の越後の上杉謙信だが、昨年の永禄十二年の八月には和議が成立している。 しかし開戦の名目は... 2023.10.05 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第437話 新しい西国秩序 元亀元年 十一月二十三日 伊予 湯築城 戦をなくす為に話し合いの場を設けたのに、これでは話がまとまらない。 元春の気持ちも理解できるが、大言壮語すぎたのだ。このまま、無条件では元春も引っ込みがつかないであろう。「では能義郡、四万五千六百四十... 2023.10.02 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第435話 尼子家の苦悩と復興 元亀元年 十一月二十二日 伊予 湯築城 酉三つ刻(1800) ■別所家中「叔父上、やはり中将様はひとかどの人物ですね。くぐってきた修羅場もそうであるし、話も飽きぬ。なにより、戦を好まぬ姿は好きです」 別所長治は叔父で一門、家老の別所重宗に対... 2023.10.01 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第434話 中将殿と西国の群雄 元亀元年 十一月二十二日 伊予 湯築城 酉三つ刻(1800) 50人ほど入る規模の会場には、大名家・国人家ごとに席が設けられていた。 上座には横長に3つの机が並べられている。真ん中のひときわ大きい机には純正が座り、宗麟、通宣、存保が右手に座... 2023.10.01 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第430話 力と政治 元亀元年 十一月二十二日 伊予 湯築城 戦国時代初、関係各国の代表、いわゆる首脳が集まる会談が伊予の湯殿城で開催された。甲相駿三国同盟でも3人である。10人はまずないだろう。 どこで開催するか迷った純正であったが、諫早城はさすがに遠すぎる... 2023.09.28 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
第2.5次信長包囲網と迫り来る陰 第424話 小早川隆景、伊予から豊後、そして肥前へ。小佐々純正という男② 元亀元年 十月十四日 発 石宗山陽 宛 総司令部 秘メ 宇喜多ノ 使者 戸川秀安 輝元ニ 会ヱリ 詳細ハ 不明ナレド 浦上ノ 名代ニ アラズ マタ 両川ハ 不在ナリ 一○○七 秘メ 経由 門司信号所 一○一一 午三つ刻(1200)「うむ」 ... 2023.09.25 第2.5次信長包囲網と迫り来る陰
新たなる戦乱の幕開け 第421話 毛利の両川、吉川元春と小早川隆景 元亀元年 十月七日 吉田郡山城 「なんだ、どうするのだ?」「それは、右衛門督様のお心次第にございます」 意味深な発言で言葉を濁す秀安であったが、輝元の歓心を買うのには十分であった。「右衛門督様がこのまま小佐々の軍門に降り、独立独歩たる戦国の... 2023.09.23 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第420話 毛利輝元と安国寺恵瓊、相対するは戸川平右衛門尉秀安なり 元亀元年 十月七日 吉田郡山城「殿、宇喜多家臣、戸川秀安と申す者がお目通りを願っております」 毛利家当主である毛利輝元は、外交僧で顧問の安国寺恵瓊と談笑していた。 このとき両川である小早川隆景は領国である新高山城(にいたかやまじょう)にあり... 2023.09.22 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第419話 謀将宇喜多直家の処世術~使える物はなんでも使う。そして混沌へ~ 元亀元年 十月三日 岡山城「殿、一つだけ、策がないこともございませぬ」 なに? と直家は秀安の言葉に目を輝かせる。さて、戸川秀安の腹案とはいったいなんであろうか?「おお、なんじゃ」「毛利にございます」「何を言っておる。さきほど毛利はだめだと... 2023.09.21 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第417話 浦上宗景の戦略と宇喜多直家の運命 元亀元年 十月一日 諫早城 発 純久 宛 総司令部 秘メ 公方様 各地ノ大名へ 書状ヲ送レリ マタ 本願寺ヨリ 幕府ヘ 長島ノ戦 和睦ノ 調停 要請アリ ト 認ム。 マタ 浅井ノ 軍勢ハ 丹後ヲ 順当二 制シテイル 模様 秘メ 和睦だと? ... 2023.09.20 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第413話 元亀元年の浦上宗景への詰問状 元亀元年 九月十五日 諫早城「殿、大使館より定時通信にございます」 京都大使館に配属されている情報省の職員(忍び)から定時報告があった。 京都~堺湊、阿波湊~土佐宿毛湊、豊後佐伯湊~肥前諫早城間はすでに街道が整備されており、駅馬車も走ってい... 2023.09.17 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第412話 専守防衛?第二次尼子再興運動と対毛利、そして信長を考える③ 元亀元年 九月一日 諫早城「なんじゃ」 尾和谷弥三郎が言う。「殿はそれを見越して、毛利に対して味方を増やすために三村に近づくのでしょう? 毛利と宇喜多が織田に敵対し、それに三村とわれらが対する、これは何も問題ありません」「うむ」「しかし、わ... 2023.09.17 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第411話 専守防衛?第二次尼子再興運動と対毛利、そして信長を考える② 元亀元年 九月一日 諫早城 「殿」「なんだ?」 土居清良が発言した。「表向きが無理なら、裏からで良いのではないでしょうか」「どういう事だ?」「昨年の尼子蜂起軍には、山名の助力がありました。ゆえにこたびも尼子を直接助けるのではなく、山名を助け... 2023.09.16 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第410話 専守防衛?第二次尼子再興運動と対毛利、そして信長を考える① 元亀元年 九月一日 諫早城 例のごとく戦略会議室のメンバーが集まって、一通の書状を囲んで考え込んでいる。 正四位下近衛中将小佐々様 突然の書状をお許し賜りたく、伏して願い上げ候。 それがし尼子勝久様が家臣、山中鹿之助幸盛と申し候。 近衛中将... 2023.09.16 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第409話 歴史の改変は歴史を縮め、信長包囲網を変えた 元亀元年 八月末 史実における信長包囲網は3回に分けて展開されるが、そのうちの第一次が終了した。しかも小佐々純正の存在が、その参加勢力との戦いの推移に大きく影響を及ぼしたのだ。 まず第一に、純正の助言を受けた浅井長政が勢力を拡張し、信長を裏... 2023.09.15 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第404話 正四位下近衛中将源朝臣小佐々平九郎純正となる、のか? 元亀元年 六月十日 諫早城 小佐々純正 いや、近衛中将って、俺は検非違使もやってるんだよ? え? 兼任? いいよ、別に。肥前から動かないから。どうせまた叔父上から嫌み言われるんでしょ? いやだよ。 そもそも近衛大将とか中将って誰かやってなか... 2023.09.11 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第390話 毛利と織田。鍋島直茂の小佐々百年戦略 永禄十二年 十二月二十八日 諫早城 戦略会議室「みな、聞いてくれ」 純正は直茂、弥三郎、庄兵衛を呼び、清良を紹介する。「伊予の西園寺配下だった土居式部少輔だ。今日から同じ釜の飯を食う仲間となった。よろしくな」。 清良が一礼し、皆が拍手をする... 2023.09.01 新たなる戦乱の幕開け
新たなる戦乱の幕開け 第384話 来島通総兄弟と瀬戸内の緊張 永禄十二年 十二月 五日 来島城「兄上、もう半年になりますね」「そうだな、もう半年になる」 伊予来島の村上(来島)通総は九歳である。 二年前に父である村上通康が死に、元服して家督をついだ。兄がいたのだが、母親が主君筋の河野弾正少弼通直(36... 2023.08.28 新たなる戦乱の幕開け
西国の動乱、まだ止まぬ 第352話 第六天魔王信長と純久 永禄十二年(1569年) 十月二十三日 京都大使館 島津が小佐々に敗れ、条約を結んでから十日後。大使館の大使執務室では、純久が書類の山に埋もれながら仕事をしていた。 以前純正に願いでて、検非違使と所司代の人員を増やす事ができたのだが、まだ足... 2023.08.09 西国の動乱、まだ止まぬ
北九州を二分する 二つの二虎競食の計 第160話 対信長外交団③ 永禄十年 十一月 堺湊 鍋島直茂「それはいったいどういう事でしょうか」 私は聞いた。「はい、堺湊はご存知のように奈良平安の昔から、隋や唐への使臣派遣や貿易、国中の産物が行き交う湊として賑わってまいりました」 私と常陸介どのは真剣に聞いている... 2023.05.23 北九州を二分する 二つの二虎競食の計
年表・統治機構 1566年~1570年(忘備録) 1566年(永禄九年)1月小佐々領 人口十二万人石高 十八万三千七百五十二石波多家 十四箇条の定めにより保護国化2月沢森家第三子 吉法師誕生第四子 愛姫誕生3月海軍伝習所第一期生卒業計百二十八名(松浦郡十六名・彼杵郡四十七名・佐賀郡五名・杵... 2023.03.18 年表・統治機構